デモ・モードを使用したオペレーション・インサイトの調査

デモ・モードを使用すると、監視対象環境を構成することなく、すぐにOpsインサイト機能を確認できます。デモ・モードが有効な場合、Ops Insightsにはキュレートされたデータが移入され、包括的なリソースが豊富な環境を作成することなく、様々なリソース・モニタリングおよび分析機能を調べることができます。

デモ・モードを有効にするには、「Opsインサイトの概要」ページに移動し、「デモ・モードの有効化」をクリックします。
図は、「概要」ページで強調表示された「デモ・モードの有効化」ボタンを示しています。

デモ・モードは2つのバージョンで使用でき、最も便利なものを選択してください:
  • テナンシで実行: このオプションでは、デモ・モードでは専用の読取り専用テナンシが使用され、必要なデモ・ポリシーおよびリージョン・サブスクリプションをテナンシ管理者が設定する必要があります。Ops Insightsは、これらの前提条件が満たされていない場合に実装するための使いやすいUIを提供します。テナンシは、UK South (London)リージョンにもサブスクライブする必要があります。

    最初にポリシーを作成すると、ポリシーが有効になるまでに約1分かかる場合があります。そのため、ダイアログを終了すると、初めてエラー・バナーが表示される場合があります。

  • LiveLabsサンドボックスで実行: このオプションでは、Oracle SSOアカウントを持つユーザーは、LiveLabsサンドボックスでデモ・モードを実行できます。これらのリソースは、使用するOracle所有テナンシで提供されます。リソースへのアクセスは一時的に付与されます。

    このオプションを選択すると、LiveLabsサンドボックス・ページが表示されます。「開始」をクリックして開始します。

    LiveLabsサンドボックス環境にアクセスするには、Oracle Cloud Infrastructure Ops Insightsのスタート・ガイドを参照してください

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デモ・モード・データが有効な場合、データベース/ホスト・リソースの追加やコンパートメントの選択などの特定の制御機能が非アクティブ化されます。

デモ・モードには、管理ダッシュボード内にあるOpsインサイト・ダッシュボードのサンプル機能があります。
  • SQLインサイト- フリート分析: このデモ・ダッシュボードでは、選択したコンパートメント内のOpsインサイトに対して有効になっているデモ・データベース・セット全体の概要を確認できます。
  • SQLインサイト- データベース分析: このデモ・ダッシュボードは、データベースで実行されているSQLワークロードの概要を説明するように設計されています。
  • SQLインサイト- SQL分析: このデモ・ダッシュボードは、特定のデモ・データベースで観測された特定のSQLに関するインサイトとパフォーマンス履歴を提供します。
  • 容量ダッシュボード: このデモ・ダッシュボードは、Ops Insightsのデモ環境で使用された上位のデータベース、ホストおよびExadata Systemsのフリート全体のビューを提供します。
  • コレクションの問題: このデモ・ダッシュボードは、Opsインサイト・デモ環境で有効になっているデータベース、ホストおよびExadataシステムについて、メトリック収集の問題(48時間以上遅延しているメトリック)の概要を示します。
  • 構成ダッシュボード: このデモ・ダッシュボードは、データベース、ホスト、Exadataシステムなど、Opsインサイト対応デモ・リソース全体の構成のフリート全体のビューを提供します。
  • データベース・パフォーマンス: このデモ・ダッシュボードでは、すべてのOps Insights対応デモ・データベースのパフォーマンス・インサイトおよびADDMインサイトが提供されます。
  • MySQL DBシステム: このデモ・ダッシュボードには、MySQL DBシステムを有効にしたデモのサマリーが表示されます。
  • MySQL DBシステム・フリート: このデモ・ダッシュボードには、デモに対して有効になっているすべてのMySQL DBシステムのサマリーが表示されます。

「デモ・モード」を無効にするには、「概要」ページに移動し、「デモ・モードの無効化」をクリックします。元のテナンシに戻り、すべてのOpsインサイト制御機能が再アクティブ化されます。または、デモ・モードが有効になっているときに、任意のページの右上に表示される赤いバナーで「無効化」ボタンをクリックすることもできます