リソースのモニター

「モニター対象リソース」ページでは、1つ以上のコンピュート・インスタンスで実行されているアプリケーションをすばやく包括的に確認できます。

このリリースでは、リソース検出およびモニタリングで次のアプリケーションがサポートされます:

  • WebLogic Server
  • Oracle HTTP Server
  • Apacheサーバー
  • Tomcat
  • Oracle DBインスタンス
    ノート

    プラガブル・データベース・インスタンスはサポートされていません。
  • Oracle DBリスナー
  • MySQL

次の表に、リソース検出およびモニタリングでの使用が保証されているアプリケーションのバージョンを示します。

表3-1 サポートされているアプリケーションのバージョン

エンティティ 動作保証されたバージョン タイプ OS
Oracle Database 12、18および19

SIDB

CDB

Linux
Oracle DBリスナー 12、18および19 . Linux
WebLogic Server 10.3.6, 12.2.1.4, 14.1 . Linux
Oracle HTTP Server 12 . Linux
Apache HTTP Server 2.4 . Linux
Tomcat 8.0, 9.0 . Linux
MySQL 5.7 以上 . Linux

リソース検出およびモニタリングでは、次の2つの異なる観点からアプリケーションをモニターできます:

特定のコンピュート・インスタンス内のアプリケーションのモニター

「モニター対象リソース」表では、アプリケーションの現在の状態、CPU使用率、およびメモリー使用率を包括的に確認できます。これにより、最もリソースを消費しているアプリケーションを確認できます。


図は、「モニター対象リソース」ダッシュボードを示しています。

「モニター対象リソース」表には、次のような重要な情報が表示されます:

  • 「平均(%)」は、期間の平均値を示します。期間を変更すると、その期間の平均が計算されます。これにより、指定した期間のCPUとメモリーの全体的な状況を把握できます。
  • 「変化(%)」は、先週の同じ時間と比較したCPUまたはメモリーの変化を示します。具体的には、過去1時間の平均と先週の同じ時間の平均を比較して値が計算されます。

    通常、CPUおよびメモリーの値は通常のワークロードでは安定しているため、値の大きな変化はワークロードが高いことを表している可能性があります。

  • 表からアプリケーションを選択すると、現在選択されている期間のCPUおよびメモリーのグラフが表示されます。CPUおよびメモリーの傾向を理解するために、下部の時間セレクタを使用して期間を長い期間に変更できます。
  • Javaランタイム・バージョンとそのセキュリティ状態の識別

    Java管理サービスとの統合を有効にすると、TomcatおよびWebLogicリソースに関連付けられているJavaランタイム・バージョンを識別できます。Javaランタイム・バージョンに基づいて、セキュリティ状態に関する情報(アップグレードまたは更新が必要か、バージョンがすでに最新であるか)も取得されます。セキュリティ状態をドリルダウンして詳細を取得できます。


    図は、Javaランタイム状態を示しています。

「モニター対象リソース」表にアクセスするには:

  1. OCIコンソールにログインします。
  2. メイン・ナビゲーション・メニューから、「コンピュート」をクリックします。「コンピュート」で、「インスタンス」をクリックします。選択したコンパートメントのすべてのインスタンスが表示されます。
  3. いずれかのインスタンスをクリックして、「インスタンスの詳細」ページを表示します。
  4. 左側に「リソース」メニューが表示されるまでページをスクロール・ダウンします。
  5. 「OS管理」をクリックします。
  6. 「モニター対象リソース」タブをクリックします。「モニター対象リソース」ページが表示され、コンピュート・インスタンスで実行されているサポートされているアプリケーションの名前、状態および主要な使用率のメトリックを示す表が表示されます。

OCIコンパートメント内の複数のコンピュート・インスタンス間のアプリケーションのモニター

モニター対象リソースのOS管理サービスのグローバル・ビューを使用すると、コンパートメント内のすべてのコンピュート・インスタンスで実行されているすべてのアプリケーションを集中的にモニターできます。グローバル・ビューから、次のことができます:

  • CPU列またはメモリー列でソートして、CPU使用率が最も高いアプリケーションまたはメモリー使用率が最も高いアプリケーション、あるいはその両方を検出します
  • 「変化(%)」でソートして、値の変化が最も大きいアプリケーションまたは最も小さいアプリケーションを確認します。
  • 名前でソートして、コンパートメント内の異なるコンピュート・インスタンスのすべての類似アプリケーションとその状態、CPUまたはメモリーを表示します。
  • 表内のアプリケーションを選択し、チャートの詳細を使用して期間をさらに広げ、メトリック履歴を確認します。

「モニター対象リソース」グローバル・ビューにアクセスするには:

  1. OCIコンソールにログインします。
  2. メイン・ナビゲーション・メニューから、「コンピュート」「OS管理」の順にクリックします。「OS管理」ページが表示されます。
  3. 「OS管理」メニューから、「モニター対象リソース」をクリックします。「モニター対象リソース」のグローバル・ビューが表示されます。
  4. グローバル・ビューの「リスト範囲」サブメニューから目的のコンパートメントを選択して、選択したコンパートメント内のコンピュート・インスタンスで実行されているすべてのモニター対象アプリケーションを表示できます。