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パフォーマンス・ハブのユーザー・インタフェースは、時間範囲セレクタ、タイムゾーン・セレクタ、およびパフォーマンス・ハブの機能を提供する複数のタブで構成されます。

管理しているデータベースの詳細またはサマリー・ページから、パフォーマンス・ハブにアクセスできます。

ノート

「パフォーマンス・ハブ」ページに移動する方法の詳細は、次を参照してください。

「パフォーマンス・ハブ」ページの外観は次のとおりです。
  • ページの上部にデータベース名が表示されます。

  • 「時間範囲」フィールドには、パフォーマンス・ハブの様々なタブで分析に使用可能な期間全体が表示されます。

  • 「クイック選択」フィールドでは、事前に設定された一連の時間範囲(過去1時間、過去8時間など)からすばやく選択したり、別のカスタム時間範囲を設定できます。

  • アクティビティ・サマリー・チャートには、データベース・アクティビティの概要が表示され、パフォーマンス・ハブのタブを使用して分析する(時間範囲全体の中で)より短い時間間隔を選択するための調整可能なタイム・スライダがあります。

各タブおよびパフォーマンス・ハブのUIオプションの詳細は、後続の項で説明します。

時間範囲

「パフォーマンス・ハブ」ページは、表示されるすべてのデータの期間の選択に使用するグラフィカルな時間範囲の表示で構成されます。

「時間範囲」セレクタは、「パフォーマンス・ハブ」ページの上部に表示されます。選択した時間範囲は、パフォーマンス・ハブのすべてのチャートおよびグラフに適用されます。

「時間範囲」セレクタを使用して、リアルタイムと履歴の両方のパフォーマンス・データを表示できます。

  • リアルタイム・モードでは、パフォーマンス・データはインメモリー・ビューから取得されます。日付ピッカーで表示される時間選択内から任意の時間範囲のデータを表示できます。

  • 履歴モードでは、データは自動ワークロード・リポジトリ(AWR)から取得されます。AWRに十分なデータがある場合は、任意の期間を選択できます。パフォーマンス・ハブで履歴データを表示する場合、データベースのスナップショットの一部として収集された統計が表示されます。

「タイム・ゾーン」フィールドの横にある「アクティビティ・サマリーの非表示」チェック・ボックスをクリックすると、メイン・タブのコンテンツのみを表示して領域を節約できます。

図3-1パフォーマンス・ハブのアクティビティ・サマリー



時間範囲グラフ(前の図の番号1)には、「時間範囲」で指定した期間のデータベース・アクティビティがチャート形式で表示されます。時間範囲は、モニター対象の期間です。「クイック選択」ドロップダウン・リストを使用して、時間範囲を設定します。

「クイック選択」メニューには、次の時間範囲オプションがあります。
  • 過去1時間(デフォルト)

  • 過去8時間

  • 過去24時間

  • 最終週

  • カスタム

「時間範囲」フィールドをクリックして、カスタム時間範囲を指定することもできます。「時間範囲」フィールドをクリックすると、「カスタム時間範囲」ダイアログ・ボックスが開き、カスタム範囲を指定できます。

アクティビティ・サマリー・グラフには、CPUユーザーI/Oおよび待機ごとに分類されたアクティブ・セッションの平均数が表示されます。最大スレッドが時間フィールドに赤い線で表示されます。

時間範囲チャートのスライド・ボックス(前の図の右側の円で囲まれた部分)は、時間スライダと呼ばれます。時間スライダでは、時間範囲グラフに表示されている時間範囲のセクション(前の図の番号2)を選択します。これは、分析対象の時間を示します。この図で、時間スライダ内の矢印は、スライダ・ボックスの左右の境界にある垂直のハンドル要素を示しています。

時間スライダは次のように機能します:

  • 分析の開始時間から終了時間までの期間を維持しながら、開始時間と終了時間を変更するには、ボックス内の任意の場所を左クリックします。次に、サイズを変更せずに、時間範囲に沿ってボックスを左または右にスライドします。時間グラフの下に、選択した時間が表示されます。

  • 分析対象の期間を増減するには、ハンドルのいずれかを左クリックし、左または右にドラッグしてボックスを拡大または縮小します。

  • 選択した時間範囲に従ってパフォーマンス・ハブのデータをリフレッシュするには、「リフレッシュ」(ページの右上隅)をクリックします。

ノート

「ワークロード」タブでは、時間スライダに追加の表示機能が用意されています。

タイム・ゾーン

「Time Zone」セレクタは、「Quick Select」セレクタと「Time Range」セレクタの横にあります。

パフォーマンス・ハブを開くと、デフォルトでデータが協定世界時(UTC)に表示されます。「タイムゾーン」セレクタを使用して、タイム・ゾーンをローカルWebブラウザの時間に、または作業しているデータベースのタイム・ゾーン設定に変更できます。

パフォーマンス・ハブのレポートには、指定したタイムゾーンのデータが表示されます。