37 製造ロール: 生産管理者(リリース9.2更新)

製造管理者UX Oneロールについて

製造管理者ロールと関連のUX Oneページおよびコンポーネントでは、ユーザーが次のことを実行できます。

  • 製造プロセスをより効率的に計画、調整および管理します。

  • 商品およびサービスを、適正な原価と品質標準で効率的に製造できるようにします。

製造管理者のページでは、ユーザーが重要な警告を受け取り、データを分析し、表示された情報に基づいて行動できます。

注意:

このドキュメントに記載されている情報は、提供されている特定のUX Oneロールと関連のページおよびコンポーネントについて説明したものです。

これらのロール、ページ、コンポーネント、クエリー、グリッド・フォーマットおよびフォーム・レイアウトは提供されている状態のまま使用することも、組織の要件に厳密に合致するように変更することもできます。

「UX Oneロールについて」を参照してください。

前提条件

製造管理者ロール(PRODMGRJDE)とこのドキュメントに記載されたコンポーネントを使用する前に、システム管理者がユーザーIDをPRODMGRJDEロールに関連付ける手順を完了しておく必要があります。

この設定が完了した後、このロールでログインするユーザーがJD Edwards EnterpriseOneシステムにログインすると、自分のロールのページが自動的に表示されます。

『JD Edwards EnterpriseOne Tools Security Administration Guide』「Setting Up a Role Relationship」を参照してください。

事前確認資料

製造管理者ロールを使用する前に、各ページからアクセス可能なコンポーネントおよびアプリケーションについて完全に理解しておく必要があります。追加の重要な情報が次のJD Edwards EnterpriseOne Applicationガイドに記載されています。

製造管理者UX Oneロールの使用

製造管理者ロールを使用して、「製造管理者」(P31002X|W31002XA)UX Oneページにアクセスします。

UX One: 「製造管理者」ページ

「製造管理者」ページ(P31002X|W31002XA)では、ユーザーが次のことを実行できます。

  • 不合格材料と期限を過ぎている購買オーダーおよび作業オーダーに関する警告を受け取ります。

  • メッセージ・タイプ、メッセージ数、設計差異および実際差異に基づいて、必要なアクションを分析します。

  • 製造管理プログラムに簡単にアクセスして、すばやく行動します。

UX One「製造管理者」ページにアクセスするには、製造管理者ロールを使用してEnterpriseOneシステムにログインします。

次の図は、「製造管理者」ページを表しています。

製造管理者

ウォッチリスト警告

これらの警告はEnterpriseOneプログラムに基づいています。デフォルトでは、警告は提供されているデモ・データに基づくクエリーを使用するように設定されています。これらのクエリーはそれぞれ特定のプログラム・バージョンに関連付けられています。別のクエリーを使用するか、別のプログラム・バージョンを呼び出すには、これらのクエリーを変更するか、要件に厳密に合致する新規クエリーを作成します。さらに、これらのウォッチリストは特定の警告のしきい値および重要なしきい値の値で設定されています。これらの値は要件に合せて変更できます。

次の表では、「製造管理者」ページで使用可能なウォッチリスト警告をリストして説明します。

ウォッチリスト警告

説明

不合格材料

この警告は、処分待ちになっている試験不合格の数をユーザーに知らせます。

この警告は、不合格試験結果の処理プログラム(P3703)に基づいています。

この警告をクリックすると、「不合格試験結果の処理」フォームが表示されます。次のフォーム・レイアウトが使用可能です。

  • 需要/供給照会

期限経過購買オーダー

この警告は、期限を過ぎた購買オーダーの数をユーザーに知らせます。

この警告は、One View計画分析照会プログラム(P48290)に基づいています。

この警告をクリックすると、「One View計画分析照会」フォームに期限経過購買オーダーが表示されます。次のフォーム・レイアウトが使用可能です。

  • 使用場所ダイアグラム

次のグリッド・フォーマットが使用可能です。

  • 簡易

期限経過作業オーダー

この警告は、期限を過ぎた作業オーダーの数をユーザーに知らせます。

この警告は、One View計画分析照会プログラム(P48290)に基づいています。

この警告をクリックすると、「One View計画分析照会」フォームに期限経過作業オーダーが表示されます。次のフォーム・レイアウトが使用可能です。

  • 使用場所ダイアグラム

次のグリッド・フォーマットが使用可能です。

  • 簡易

その他のスケジュールの危険性

この警告は、期限経過オーダー以外の予定されている脅威の数をユーザーに知らせます。

この警告は、One View計画分析照会プログラム(P48290)に基づいています。

この警告をクリックすると、「One View計画分析照会」フォームに「オーダーと前倒し」、「前倒し」および「増加」メッセージ・タイプが表示されます。次のフォーム・レイアウトが使用可能です。

  • 使用場所ダイアグラム

次のグリッド・フォーマットが使用可能です。

  • 簡易

これらのウォッチリスト警告によってアクセスされるプログラムの詳細は、『JD Edwards EnterpriseOne Applications One View Reportingユーザー・ガイド』「One View計画分析照会(P48290)」を参照してください。

チャート

これらのチャートはEnterpriseOneプログラムに基づいています。デフォルトでは、チャートは提供されているデモ・データに基づくクエリーを使用して表示するように設定されています。これらのクエリーはそれぞれ特定のプログラム・バージョンに関連付けられています。別のクエリーを使用するか、別のプログラム・バージョンを呼び出すには、これらのクエリーを変更するか、要件に厳密に合致する新規クエリーを作成します。

次の表では、「製造管理者」ページで使用可能なチャートをリストして説明します。

コンポーネント・タイトル

説明

保留アクション(メッセージ・タイプ別)(P48290X|W48920XB)

このチャートを使用して、メッセージ・タイプに基づいて実行すべきアクションを検討します。

このチャートは、One View計画分析照会プログラム(P48290)に基づいています。

メッセージ数(P48290X|W48920XC)

このチャートを使用して、過去7日間に受け取ったメッセージの数を確認します。

このチャートは、One View計画分析照会プログラム(P48290)に基づいています。

さらに、チャート上部のドロップダウン・メニューを使用して、表示されるデータを変更できます。次のオプションから選択できます。

  • 購買者

  • 計画担当者

  • 計画ファミリ

上位10の設計差異(P48270X|W48270XA)

このチャートを使用して、品目および事業所/工場別の上位10の設計差異を確認します。

このチャートは、One View作業オーダー原価分析照会プログラム(P48270)に基づいています。

上位10の実際差異(P48270X|W48270XC)

このチャートを使用して、品目および事業所/工場別の上位10の実際差異を確認します。

このチャートは、One View作業オーダー原価分析照会プログラム(P48270)に基づいています。

これらのチャートがアクセスするプログラムの詳細は、『JD Edwards EnterpriseOne Applications One View Reportingユーザー・ガイド』「入荷検討/臨時支払(P40G200)の処理オプションの設定」を参照してください。

スプリングボード・タスク

タスクを使用して、EnterpriseOneプログラムおよびその他のUX Oneページにアクセスします。これらのタスクは、ページのスプリングボードにあります。

次の表では、「製造管理者」ページのタスクをリストして説明します。

タスク

説明

需要/供給照会

このタスクを使用して、需要/供給照会 - 需要/供給の処理プログラム(P4021)にアクセスします。

製造現場ワークベンチ

このタスクを使用して、製造現場ワークベンチ - オーダー・スケジュールの処理プログラム(P31225)にアクセスします。

使用場所ダイアグラム

このタスクを使用して、使用場所ダイアグラム(P30002X)にアクセスします。

『JD Edwards EnterpriseOne Applications製造データ管理製品ガイド』「使用場所ダイアグラム(P30002X)での品目情報の表示」を参照してください。

ビジュアル部品表

このタスクを使用して、ビジュアル部品表(P30001X)にアクセスします。

『JD Edwards EnterpriseOne Applications製造データ管理製品ガイド』「ビジュアル部品表(P30001X)の処理オプションの設定」を参照してください。

原価計算照会

このタスクを使用して、原価計算照会 - 原価計算済請求の処理プログラム(P30206)にアクセスします。

次のフォーム・レイアウトが使用可能です。

  • 原価計算照会

次のグリッド・フォーマットが使用可能です。

  • 基本

製造原価照会

このタスクを使用して、製造原価照会 - 製造原価照会プログラム(P31022)にアクセスします。

作業場負荷の検討

このタスクを使用して、作業場負荷の検討(E313000)にアクセスします。

『JD Edwards EnterpriseOne Applications製造現場管理製品ガイド』「作業場負荷の検討カレンダ・プログラム(PE313000)の処理オプションの設定」を参照してください。

能力所要量計画

このタスクを使用して、能力所要量計画 - 能力メッセージ集計の処理プログラム(P3301)にアクセスします。

次のフォーム・レイアウトが使用可能です。

  • 能力所要量計画

これらのタスクによってアクセスするプログラムの詳細は、次のトピックを参照してください。