データベース・ホームの更新
このトピックでは、データベース・ホームを更新する詳細および手順について説明します。
開始する前に、次の内容を確認してください。
- 更新中、VMクラスタとそのリソースに対するライフサイクル操作が一時的に利用できなくなります。
- 事前チェックはデータベース・ホームの可用性に影響せず、すべてのリソースが引き続き動作可能です。
- 更新を適用する前に、更新の事前チェック操作を実行することをお薦めします。
- 更新は、一度に1ノードずつローリング方式でデータベース・ホームに適用されます。
- 更新中、データベース・ホーム内の各データベースは停止され、再起動されます。このプロセスによって、一時的なサービスの中断が発生する可能性があります。
- Oracle AI Databaseでは、NからN-3の4つの最新バージョンで更新が可能です。たとえば、インスタンスが19cを使用し、使用可能な最新の19cバージョンが19.10.0.0の場合、Oracle AI Databaseの更新には19.10.0.0、19.9.0.0、19.8.0.0および19.7.0.0を使用できます。これらの更新のいずれかを使用できますが、Oracleでは最新の更新を使用することをお薦めします。
前提条件
- データベース・ホスト・ファイル・システムの
/u01ディレクトリには、更新プロセス用の空き領域が少なくとも15 GBあります。 - Oracle ClusterwareがVMクラスタで稼働中です。
- VMクラスタのすべてのノードが稼働中です。
データベース・ホームを更新できます。
コンソールの使用
コンソールで次のステップを実行します。
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「データ・インフラストラクチャ」リスト・ページで、操作するデータ・インフラストラクチャを選択します。リスト・ページまたはデータ・インフラストラクチャの検索に関するヘルプが必要な場合は、データ・インフラストラクチャのリストを参照してください。
- 「データ・インフラストラクチャの詳細」ページで、「VMクラスタ」タブを選択して、すべてのVMクラスタのリストを表示します。
- 「VMクラスタ」タブで、操作するVMクラスタを選択します。
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VMクラスタの詳細ページで、「データベース・ホーム」タブを選択して、すべてのデータベース・ホームのリストを表示します。
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「データベース・ホーム」タブで、操作するデータベース・ホームを選択します。
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データベース・ホームの詳細ページで、「更新」タブを選択します。
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データベース・ホームに使用可能な更新のリストを確認します。
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「コンパートメント」フィルタを使用して、ソフトウェア・イメージを含むコンパートメントを指定します。
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「タイプ」フィルタを使用して、ソフトウェア・イメージのタイプを指定します。
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Oracle公開イメージは、一般にデータベース・ホームの更新に使用できるOracleソフトウェア・イメージです。
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カスタム・イメージは、事前に作成したデータベース・ソフトウェア・イメージです。
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「リージョン」フィルタを使用して、別のリージョンで作成されたソフトウェア・イメージにアクセスします。
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目的のアップデートに対する「アクション」メニューから、次のいずれかのアクションを選択します。
- 事前チェック: 更新を正しく適用できることを確認するために、前提条件をチェックしてください。
- データベース・ホームの更新の適用: 「データベース・ホームの更新の適用」パネルを開きます。パネルで、次の詳細を指定します。
- 拡張オプション: 展開して追加の詳細を指定します。
- Datapatchオプション: 次のdatapatchオプションのいずれかを選択します。
- データベースでのdatapatchの実行: 更新するデータベース・ホームから実行されるすべてのデータベースにdatapatch操作を適用します。これがデフォルトのオプションです。
- データベースでのdatapatchのスキップ: 更新するデータベース・ホームから実行されるすべてのデータベースでのdatapatch実行をスキップします。
- クローズされたPDBのみのdatapatchをスキップ: 更新中にクローズされた状態にあるプラガブル・データベースに対してのみdatapatchをスキップします。
- Datapatchオプション: 次のdatapatchオプションのいずれかを選択します。
- 「適用」を選択して、選択した更新を適用します。
- 拡張オプション: 展開して追加の詳細を指定します。
- OCIDのコピー: OCIDがクリップボードにコピーされます。
使用可能な更新のリストには、操作の状態が表示されます。事前チェックの実行中、更新ステータスは「チェック中」と表示されます。更新の適用中、更新ステータスは「適用中」、データベース・ホームおよびデータベース・ステータスは「更新中」と表示されます。更新が正常に完了すると、更新ステータスが「適用済」に変わり、データベース・ホームおよびデータベース・ステータスが「使用可能」に変わります。個々の更新操作の詳細は、「更新履歴」を参照してください。
dbaascliユーティリティの使用
dbaascliを使用して、Oracleホームにパッチ適用するか、目的の更新レベルのOracleホームにデータベースを移動することで、データベースにパッチの適用を選択できます。
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Oracleホームへのパッチ適用(インプレース・パッチ適用)。これにより、Oracleホームに存在するすべてのデータベースが更新されます。
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必要なOracle AI Databaseソフトウェア・バージョンが含まれる別のOracleホームへのデータベースの移動(アウトオブプレース・パッチ適用)。
データベース・ホームの更新(インプレース・データベース・パッチ適用)
Oracleホームを更新するには、dbaascli dbHome patchコマンドを使用します。
これにより、指定したホームで実行されているすべてのデータベースが更新され、データベースはパッチ適用が完了した後でもホームに残ります。インプレース・パッチ適用操作にdbHome patchコマンドを使用する場合、次が適用されます:
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すべてのデータベース・ノードまたはノードのサブセットを更新できます。
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マルチノード・パッチ適用はローリング方式で行われます。
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オプションで、ソフトウェア専用の更新操作を実行できます。その後、準備が完了したら、
datapatchを実行してパッチ後のSQLアクションを実行できます。 -
1つ以上のデータベースを含むOracleホームを更新できます。
Oracle Home (dbhome)を更新するには:
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opcユーザーとして仮想マシンに接続します。詳細な手順は、SSHを使用した仮想マシンへの接続を参照してください。
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rootユーザー・コマンド・シェルを起動します:sudo -s -
次のコマンドを実行します:
dbaascli dbhome patch --oracleHome dbhome_path --targetVersion Oracle_Database_versionパラメータ:
パラメータ 説明 --oracleHomeパッチを適用するOracleホームのパスを示します。 --targetVersionパッチ適用に使用するターゲットOracle AI Databaseバージョンを指定します(ピリオドで区切られた5つの数値セグメントとして指定します(例: 19.12.0.0.0)。 たとえば:
dbaascli dbhome patch --oracleHome /u02/app/oracle/product/19.0.0.0/dbhome_2 --targetVersion 19.9.0.0.0 -
rootユーザー・コマンド・シェルを終了します:exitサポートされる拡張オプションの詳細は、
dbaascli dbHome patchを参照してください。
別のOracleホームへのデータベースの移動(アウトオブプレース・パッチ適用)
すでに必要な更新レベルにあるOracleホームにOracle AI Databaseを移動してOracle AI Databaseを更新するには、dbaascli database moveコマンドを使用します。
データベースの移動操作が完了すると、ターゲットOracleホームのOracle AI Databaseソフトウェア・バージョンを使用してデータベースが実行されます。
別のOracle Homeに移動してデータベースを更新するには:
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opcユーザーとして仮想マシンに接続します。詳細な手順は、SSHを使用した仮想マシンへの接続を参照してください。
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rootユーザー・コマンド・シェルを起動します:sudo -s -
次のコマンドを実行します:
dbaascli database move --oracleHome path_to_target_oracle_home --dbname database_nameパラメータ:
パラメータ 説明 --oracleHome目的のOracle AI Databaseソフトウェア・バージョンを使用するターゲットOracleホームのパスを示します。 database moveコマンドを使用する前に、ターゲットOracleホームがシステムに存在している必要があります。--dbname移動するデータベースの名前を指定します。 たとえば:
dbaascli database move --oracleHome /u02/app/oracle/product/19.0.0.0/dbhome_2 --dbname xyz -
rootユーザー・コマンド・シェルを終了します:exitサポートされる拡張オプションの詳細は、
dbaascli database moveを参照してください。
データベースおよびGrid Infrastructureへのパッチ適用前の事前チェックの実行
適用可能な事前チェック・フラグを使用して、このトピックのコマンドの前提条件チェック操作(「事前チェック」とも呼ばれる)を実行できます。
事前チェックを実行すると、実際のパッチ適用を実行せずに、パッチ適用操作の事前チェック部分のみを実行できます。Oracleでは、正常なパッチ適用を妨げる可能性のあるソフトウェアの問題を検出するために、事前チェックを実行することをお薦めします。
パッチ適用の事前チェックを実行するには、最初にrootユーザーとしてOracle Base Database Cloud@Customerインスタンスの仮想マシンに接続します。
Oracleホームのパッチ適用の事前チェック(インプレース・パッチ適用)
dbaascli dbhome patchコマンドで--executePrereqsフラグを使用します。
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opcユーザーとして仮想マシンに接続します。詳細な手順は、SSHを使用した仮想マシンへの接続を参照してください。
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rootユーザー・コマンド・シェルを起動します:sudo -s -
次のコマンドを実行します:
dbaascli dbhome patch --oracleHome dbhome_path --targetVersion Oracle_Database_version --executePrereqsパラメータ:
パラメータ 説明 --oracleHome事前チェックするOracleホームのパスを示します。 --targetVersionパッチを適用するターゲットのOracle AI Databaseバージョンを指定します。ピリオードで区切られた5つの数値セグメントとして指定します(例: 19.12.0.0.0)。 -
rootユーザー・コマンド・シェルを終了します:exit
データベース移動のパッチ適用の事前チェック(アウトオブプレース・パッチ適用)
dbaascli database moveコマンドで--executePrereqsフラグを使用します。
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opcユーザーとして仮想マシンに接続します。詳細な手順は、SSHを使用した仮想マシンへの接続を参照してください。
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rootユーザー・コマンド・シェルを起動します:sudo -s -
次のコマンドを実行します:
dbaascli database move --oracleHome path_to_target_oracle_home --dbname database_name --executePrereqsパラメータ:
パラメータ 説明 --oracleHome目的のOracle AI Databaseソフトウェア・バージョンを使用するターゲットOracleホームのパスを示します。 database moveコマンドを使用する前に、ターゲットOracleホームがシステムに存在している必要があります。--dbname移動するデータベースの名前を指定します。 -
rootユーザー・コマンド・シェルを終了します:exit
パッチ適用操作の再開またはロールバック
失敗したパッチ適用操作を再開するか元に戻すことができます。パッチを元に戻すことは、ロールバックと呼ばれます。
パッチ操作の再開
パッチ適用操作を再開するには、元のパッチ適用コマンドで--resumeフラグを使用します。
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opcユーザーとして仮想マシンに接続します。詳細な手順は、SSHを使用した仮想マシンへの接続を参照してください。
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rootユーザー・コマンド・シェルを起動します:sudo -s -
元のパッチ適用コマンドを実行して、パッチ適用操作を再開します:
たとえば:
dbaascli dbhome patch --oracleHome /u02/app/oracle/product/19.0.0.0/dbhome_2 --targetVersion 19.9.0.0.0 --resume -
rootユーザー・コマンド・シェルを終了します:exit
パッチ操作のロールバック
パッチ適用操作をロールバックする(元に戻す)には、元のパッチ適用コマンドで--rollbackフラグを使用します。
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opcユーザーとして仮想マシンに接続します。詳細な手順は、SSHを使用した仮想マシンへの接続を参照してください。
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rootユーザー・コマンド・シェルを起動します:sudo -s -
元のパッチ適用コマンドを実行して、パッチ適用操作をロールバック(元に戻す)します:
たとえば:
dbaascli grid patch --targetVersion 19.11.0.0.0 --rollback注意:
- 再開およびロールバック操作は、Oracleホームのパッチ適用、Oracle Grid Infrastructureのパッチ適用およびデータベースの移動操作でサポートされます。
- パッチ適用操作を再開またはロールバックする場合は、元のパッチ適用コマンドの実行に使用されたものと同じノードから再開またはロールバック・コマンドを実行する必要があり、
--resumeまたは--rollbackフラグを追加して元のコマンドを実行する必要があります。
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rootユーザー・コマンド・シェルを終了します:exit