VMクラスタのGrid Infrastructureの更新

このトピックでは、VMクラスタのGrid Infrastructureを更新するための詳細および手順について説明します。

開始する前に、次の内容を確認してください。

前提条件

Grid Infrastructureを更新できます。

コンソールの使用

コンソールで次のステップを実行します。

  1. 「データ・インフラストラクチャ」リスト・ページで、操作するデータ・インフラストラクチャを選択します。リスト・ページまたはデータ・インフラストラクチャの検索に関するヘルプが必要な場合は、データ・インフラストラクチャのリストを参照してください。

  2. 「データ・インフラストラクチャの詳細」ページで、「VMクラスタ」タブを選択して、すべてのVMクラスタのリストを表示します。

  3. 「VMクラスタ」タブで、操作するVMクラスタを選択します。

  4. VMクラスタの詳細ページで、「更新」タブを選択します。

  5. VMクラスタの利用可能な更新のリストを確認します。

    • 「コンパートメント」フィルタを使用して、ソフトウェア・イメージを含むコンパートメントを指定します。

    • 「タイプ」フィルタを使用して、ソフトウェア・イメージのタイプを指定します。

      • Oracle公開イメージは、一般にVMクラスタの更新に使用できるOracleソフトウェア・イメージです。

      • カスタム・イメージは、事前に作成したGrid Infrastructureソフトウェア・イメージです。

    • 「リージョン」フィルタを使用して、別のリージョンで作成されたソフトウェア・イメージにアクセスします。

  6. 目的のアップデートに対する「アクション」メニューから、次のいずれかのアクションを選択します。

    • 事前チェック: 更新を正しく適用できることを確認するために、前提条件をチェックしてください。
    • Grid Infrastructure更新の適用: 選択した更新を適用します。
    • OCIDのコピー: OCIDがクリップボードにコピーされます。

使用可能な更新のリストには、操作の状態が表示されます。事前チェックの実行中、更新ステータスは「チェック中」と表示されます。更新の適用中は、更新ステータスに「適用中」が表示され、VMクラスタのステータスに「更新中」が表示されます。更新が正常に完了すると、更新ステータスが「適用済」に変わり、VMクラスタのステータスが「使用可能」に変わります。個々の更新操作の詳細は、「更新履歴」を参照してください。

dbaascliユーティリティの使用

dbaascliユーティリティを使用してOracle Grid Infrastructureにパッチを適用するには、grid patchコマンドを実行します。

  1. opcユーザーとして仮想マシンに接続します。

    詳細な手順は、SSHを使用した仮想マシンへの接続を参照してください。

  2. rootユーザー・コマンド・シェルを起動します:

    sudo -s
  3. 次のコマンドを実行します:

    dbaascli grid patch --targetVersion target_software_version_number

    ここで、--targetVersionは、Oracle Grid Infrastructureへのパッチ適用後のターゲット・ソフトウェア・バージョンを示します。

    たとえば:

    dbaascli grid patch --targetVersion 19.11.0.0.0
  4. rootユーザー・コマンド・シェルを終了します:

    exit

    サポートされる拡張オプションの詳細は、dbaascli grid patchを参照してください。

GIソフトウェア・イメージを使用したOracle Grid Infrastructure (GI)へのパッチ適用

GIソフトウェア・イメージを使用してOracle Grid Infrastructure (GI)にパッチを適用するには、次の手順を使用します。

Oracle Grid Infrastructureには、最初にパッチ適用済のソフトウェア・イメージを作成し、そのイメージを使用してパッチ適用操作を実行することによってもパッチを適用できます。これにより、パッチ適用ウィンドウ外でイメージを事前に作成できるという利点が得られます。また、パッチ間に競合がある場合はイメージ作成プロセス中に明らかになるため、パッチ・ウィンドウに影響を与えずに競合を解決することもできます。

  1. パッチを適用したソフトウェア・イメージを作成します。

    dbaascli grid patch --targetVersion <target_software_version_number> --createImage

    パッチを適用したソフトウェア・イメージの作成が完了したら、そのイメージを使用してパッチ適用操作を実行できます。

  2. パッチ適用操作を実行します。

    dbaascli grid patch --targetVersion <target_software_version_number> --imageLocation <location_of_patched_software_image>

Grid Infrastructureへのパッチ適用前の事前チェックの実行

適用可能な事前チェック・フラグを使用して、このトピックのコマンドの前提条件チェック操作(「事前チェック」とも呼ばれる)を実行できます。

事前チェックを実行すると、実際のパッチ適用を実行せずに、パッチ適用操作の事前チェック部分のみを実行できます。Oracleでは、正常なパッチ適用を妨げる可能性のあるソフトウェアの問題を検出するために、事前チェックを実行することをお薦めします。

パッチ適用の事前チェックを実行するには、最初にrootユーザーとしてOracle Base Database Cloud@Customerインスタンスの仮想マシンに接続します。

Oracle Grid Infrastructureのパッチ適用の事前チェック

dbaascli grid patchコマンドで--executePrereqsフラグを使用します。

  1. opcユーザーとして仮想マシンに接続します。

    詳細な手順は、SSHを使用した仮想マシンへの接続を参照してください。

  2. rootユーザー・コマンド・シェルを起動します:

    sudo -s
  3. 次のコマンドを実行します:

    dbaascli grid patch --targetVersion target_software_version_number --executePrereqs

    ここで、--targetVersionは、Oracle Grid Infrastructureにパッチが適用されるターゲット・ソフトウェアのバージョンを識別し、ピリオドで区切られた5つの数値セグメントとして指定します(例: 19.12.0.0.0)。

  4. rootユーザー・コマンド・シェルを終了します:

    exit

パッチ適用操作の再開またはロールバック

失敗したパッチ適用操作を再開するか元に戻すことができます。パッチを元に戻すことは、ロールバックと呼ばれます。

パッチ操作の再開

パッチ適用操作を再開するには、元のパッチ適用コマンドで--resumeフラグを使用します。

  1. opcユーザーとして仮想マシンに接続します。

    詳細な手順は、SSHを使用した仮想マシンへの接続を参照してください。

  2. rootユーザー・コマンド・シェルを起動します:

    sudo -s
  3. 元のパッチ適用コマンドを実行して、パッチ適用操作を再開します:

    たとえば:

    dbaascli dbhome patch --oracleHome /u02/app/oracle/product/19.0.0.0/dbhome_2 --targetVersion 19.9.0.0.0 --resume
  4. rootユーザー・コマンド・シェルを終了します:

    exit

パッチ操作のロールバック

パッチ適用操作をロールバックする(元に戻す)には、元のパッチ適用コマンドで--rollbackフラグを使用します。

  1. opcユーザーとして仮想マシンに接続します。

    詳細な手順は、SSHを使用した仮想マシンへの接続を参照してください。

  2. rootユーザー・コマンド・シェルを起動します:

    sudo -s
  3. 元のパッチ適用コマンドを実行して、パッチ適用操作をロールバック(元に戻す)します:

    たとえば:

    dbaascli grid patch --targetVersion 19.11.0.0.0 --rollback

    注意:

    • 再開およびロールバック操作は、Oracleホームのパッチ適用、Oracle Grid Infrastructureのパッチ適用およびデータベースの移動操作でサポートされます。
    • パッチ適用操作を再開またはロールバックする場合は、元のパッチ適用コマンドの実行に使用されたものと同じノードから再開またはロールバック・コマンドを実行する必要があり、--resumeまたは--rollbackフラグを追加して元のコマンドを実行する必要があります。
  4. rootユーザー・コマンド・シェルを終了します:

    exit