データベースのスイッチオーバーおよびフェイルオーバーの実行

スイッチオーバーまたはフェイルオーバー操作は、スタンバイ・データベースのData Guardアソシエーションを使用して開始します。

スイッチオーバー

スイッチオーバーは、データベースのプライマリ・ロールとスタンバイ・ロールを入れ替えます。各データベースは、Oracle Data Guardアソシエーションに新しいロールで引き続き参加します。スイッチオーバーでは、データ損失がないことが保証されます。プライマリ・データベースで計画メンテナンスを実行する前に、スイッチオーバーを使用できます。Oracle Data Guardアソシエーションを使用してDBシステム上で計画メンテナンスを実行するには、通常、プライマリ・データベースをスタンバイ・ロールに切り替え、スタンバイ・データベースでメンテナンスを実行してからプライマリ・ロールに戻します。

フェイルオーバー

フェイルオーバーは、既存のプライマリ・データベースで障害が発生したりアクセスが不可能になった後に、スタンバイ・データベースをプライマリ・ロールに移行します。最大パフォーマンス保護モードを使用している場合、フェイルオーバーによってデータ損失が発生する可能性があります。

データベース・スイッチオーバーの実行

この記事では、データベース・スイッチオーバーを実行するための詳細および手順について説明します。

手順

OCIコンソールを使用してスイッチオーバーを実行するには、プライマリ・データベースで次のステップを実行します。

スイッチオーバー操作は、プライマリ・データベースのData Guardアソシエーションを使用して開始します。

  1. 「DBシステム」リスト・ページで、操作するデータベースを含むDBシステムを選択します。リスト・ページまたはDBシステムの検索に関するヘルプが必要な場合は、DBシステムのリストを参照してください。
  2. 「データベース」タブで、操作するデータベースを選択します。
  3. データベースの詳細ページで、「Data Guardアソシエーション」タブを選択します。
  4. スイッチオーバーを実行するData Guardアソシエーションについて、「アクション」メニューから「スイッチオーバー」を選択します。
  5. 「データベースのスイッチオーバー」パネルで、データベース管理パスワードを入力し、「OK」を選択します。

    これで、このデータベースはData Guardアソシエーションのスタンバイのロールを引き継ぎ、スタンバイはプライマリのロールを引き継ぎます。

データベース・フェイルオーバーの実行

この記事では、データベース・フェイルオーバーを実行するための詳細と手順について説明します。

手順

OCIコンソールを使用してフェイルオーバーを実行するには、スタンバイ・データベースで次のステップを実行します。

フェイルオーバー操作は、スタンバイ・データベースのData Guardアソシエーションを使用して開始します。

  1. 「DBシステム」リスト・ページで、操作するデータベースを含むDBシステムを選択します。リスト・ページまたはDBシステムの検索に関するヘルプが必要な場合は、DBシステムのリストを参照してください。
  2. 「データベース」タブで、操作するデータベースを選択します。
  3. データベースの詳細ページで、「Data Guardアソシエーション」タブを選択します。
  4. フェイルオーバーを実行するData Guardアソシエーションについて、「アクション」メニューから「フェイルオーバー」を選択します。
  5. 「データベースのフェイルオーバー」パネルで、データベース管理パスワードを入力し、「OK」を選択します。

    これで、このデータベースはプライマリのロールを引き継ぎ、古いプライマリのロールは「無効化されたスタンバイ」として表示されます。