DBシステムのスケーリング

この記事では、DBシステムのストレージをスケール・アップする詳細および手順について説明します。

DBシステムでより多くのブロック・ストレージが必要になった場合は、いつでもストレージを増やすことができます。

制限事項

データ・ストレージまたはリカバリ領域ストレージを10,240GB (10TB)未満の値から10,240GBを超える値にスケーリングする場合は、2つの操作でスケーリングを実行します。最初に、システムを10,240GBにスケーリングします。この最初のスケーリング操作が完了し、システムが「使用可能」な状態になったら、2番目のスケーリング操作を実行して、10,240GBを超えるターゲット・ストレージ値を指定します。1つの操作で10,240GB未満の値から10,240GBを超える値にスケーリングしようとすると、スケーリング操作は失敗する可能性があります。

手順

OCIコンソールを使用してDBシステムのストレージをスケール・アップするには、次のステップを実行します:

  1. ナビゲーション・メニューから、「Oracle Database」「Oracle Base Database Service」の順に選択します。
  2. コンパートメントを選択しますDBシステムのリストが表示されます。
  3. DBシステム・リスト・ページで、管理するDBシステムを選択します。DBシステムの詳細ページが表示されます。
  4. DBシステムの詳細ページで、「ストレージのスケール・アップ」を選択します。
  5. 「ストレージのスケール・アップ」パネルで、必要に応じてストレージをスケーリングします:

    ノート:

    プロビジョニング時に指定する「使用可能なストレージ」(GB)の値により、スケーリングで使用可能な最大合計ストレージが決まります。各選択肢で使用可能な合計ストレージの詳細は、高速プロビジョニングを使用したデータベースのストレージのスケーリングの考慮事項を参照してください。
  6. 「ストレージ管理ソフトウェア」および「ストレージ・パフォーマンス」セクションには、プロビジョニング中に選択した値が表示され、変更できません。
  7. 使用可能なデータ・ストレージ(GB): DBシステムに割り当てるBlockStorageの量(GB)を選択します。DBシステムのプロビジョニング後に、使用可能なストレージを必要に応じてスケール・アップできます。
  8. リカバリ領域ストレージ(GB): リカバリ・ログ・データ(RECOストレージ)に必要なストレージの量を選択します。リカバリ領域ストレージは、選択したストレージに基づいて決定されます。
  9. 合計ストレージ(GB): 読取り専用。OracleのDBシステム・ソフトウェアに必要なストレージなど、DBシステムで使用されるストレージの合計量が表示されます。バックアップのサイズによって、使用可能なストレージの最小値が決まります。
  10. 予想されるデータ・ストレージの理論上の最大IOPS: 選択したストレージで実現可能な理論上の最大IOPSが表示されます。

    ノート:

    リカバリ・ストレージを常に合計ストレージの20%以上にしておくことをお薦めします。Oracleは、使用されている合計ストレージ(データ・ストレージ、リカバリ・ストレージ、およびシステム・ソフトウェアに必要なストレージを含む)に対して請求します。
  11. 「更新」を選択します。

ノート:

DBシステムのOCPUの数を変更するには、DB Systemのシェイプの変更を参照してください。