2 ブロックチェーン・アプリケーション・ビルダー・コマンドライン・インタフェースの使用
ブロックチェーン・アプリケーション・ビルダー・コマンドライン・インタフェースを使用すると、完全に機能しているチェーン・コード・プロジェクトを仕様ファイルからビルドおよびスキャフォールドすることができます。
プロジェクトのビルド後、ローカルのHyperledger Fabricネットワークまたはプロビジョニング済Oracle Blockchain Platformネットワークで実行およびテストできます。その後、SQLリッチ問合せを実行したり、チェーンコードをデバッグしたり、生成されたコードを使用してユニット・テストを作成および実行できます。

表2-1 CLI使用時のワークフロー
タスク | 説明 | 関連トピック |
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インストールと設定 | Oracle Blockchain PlatformコンソールからBlockchainアプリケーション・ビルダーCLIをダウンロードし、これと前提条件となるソフトウェアをインストールします。 | |
チェーンコード・プロジェクトの作成 | チェーンコード・プロジェクトの仕様ファイルを作成します。 | |
チェーンコードの生成 | 仕様ファイルを編集して生成するアセットおよびチェーンコードを定義し、CLI初期化プロセスを実行して仕様ファイルからチェーンコードを生成します。 |
仕様ファイルおよび生成されたチェーンコード・プロジェクトの構造と内容に関する詳細なリファレンス情報:
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チェーンコードのデプロイ |
チェーンコード・プロジェクトを作成した後、ローカルにそれを付属の事前構成済のHyperledger Fabricネットワークにデプロイするか、Oracle Blockchain Platform CloudまたはEnterprise Editionにリモートにデプロイできます。 チェーンコード・プロジェクトをパッケージ化して、Oracle Blockchain Platformに手動でデプロイすることもできます。 |
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チェーンコードのテスト |
チェーンコードをネットワークで実行した後、生成されたメソッドをテストできます。 また、チェーンコードの開発中に |
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更新の同期 | 仕様ファイルを更新するときに、生成されたチェーンコード・ファイルと変更を同期できます。 | |
ブロックチェーン・アプリケーション・ビルダーCLIへのパッチの適用 | patch コマンドを使用して、ブロックチェーン・アプリケーション・ビルダーCLIにパッチを適用できます。
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ユニット・テストを実行します | 基本的なユニット・テスト・ケースがプロジェクトに含まれています。追加のテストを追加および実行できます。 |