ボンド・マーケットプレイスのラッパーAPIのカスタマイズ

ボンド・マーケットプレイス・ラッパーAPIは、Blockchain App Builderによって生成されるラッパーAPIパッケージの変更済バージョンです。

ボンド・マーケットプレイス・チェーンコードにカスタム・メソッドを追加した後でラッパーAPIパッケージを再生成する場合は、次のステップを実行します。変更に互換性があることを確認するには、製品にバンドルされているBond MarketplaceラッパーAPIパッケージを使用して、新しく生成されたラッパーAPIパッケージを変更する必要があります。
  1. Blockchain App Builderを使用して、ボンド・マーケットプレイス・チェーンコードのラッパーAPIパッケージを生成します。
  2. パッケージからファイルを抽出します。
  3. routes.goファイルをバックアップし、新しいラッパーAPIパッケージのOCIファンクション・フォルダを、バンドルされたBondMarketplaceラッパーAPIパッケージのBondMarketPlaceOCIFunctionフォルダに置き換えます。routes.goファイルのバックアップ・バージョンをリストアします。
  4. 次の変数をterraform.varsファイルに追加します。
    idcs_url="<idcs_url>"
     idcs_port="<idcs_port>"
     cbdc_chaincode="<cbdc_chaincode>"
     cbdc_channel="<cbdc_channel>"
     prepare_timeout=<prepare_timeout>
     isolation_level="<isolation_level>"
  5. terraform.varsファイルの末尾にあるfunction_path JSON変数を編集して、新しいメソッドのエントリを追加します。function_path変数は、APIエンドポイントを次の形式のオブジェクトの配列として定義します。
    function_paths="[{\"endpoint\":\"/addAdmin\",\"methodType\":[\"POST\"]}]"
    次の例に示すように、新しいcreateIDCSUserメソッドおよびcreateAccountWithEnrollmentメソッドのエントリを追加します。
    function_paths="[{\"endpoint\":\"/addAdmin\",\"methodType\":[\"POST\"]},{\"endpoint\":\"/createIDCSUser\",\"methodType\":[\"POST\"]},{\"endpoint\":\"/createAccountWithEnrollment\",\"methodType\":[\"POST\"]}]"
  6. 変更されたメソッドpurchaseBondTokenapproveBondRedemptionpayInterestの名前を確認し、terraform.varsファイルのfunction_path変数で正しく名前が付けられていることを確認します。
  7. 新しく生成されたラッパーAPIパッケージのmain.tfファイルを、製品にバンドルされているラッパーAPIパッケージのmain.tfファイルに置き換えます。