機密卸売CBDCのラッパーAPIをカスタマイズ

機密卸売CBDCラッパーAPIは、ブロックチェーン・アプリケーション・ビルダーによって生成されるラッパーAPIパッケージの変更バージョンです。

カスタム・メソッドを機密卸売CBDCチェーンコードに追加した後にラッパーAPIパッケージを再生成する場合は、次のステップを実行します。変更に互換性があることを確認するには、製品にバンドルされている機密卸売CBDCラッパーAPIパッケージを使用して、新しく生成されたラッパーAPIパッケージを変更する必要があります。

ブロックチェーン・アプリケーション・ビルダーを使用して、機密卸売CBDCチェーンコードのラッパーAPIパッケージを生成します。
パッケージからファイルを抽出します。
routes.goファイルをバックアップしてから、新しいラッパーAPIパッケージのOCI関数フォルダを、バンドルされたWholesaleCBDCWithConfidentialPaymentラッパーAPIパッケージのWholesaleCBDCWithConfidentialPaymentOCIFunctionフォルダに置き換えます。routes.goファイルのバックアップ・バージョンをリストアします。
terraform.varsファイルの末尾にあるfunction_path JSON変数を編集して、新しいメソッドのエントリを追加します。function_path変数は、APIエンドポイントを次の形式のオブジェクトの配列として定義します。
```
function_paths="[{\"endpoint\":\"/addAdmin\",\"methodType\":[\"POST\"]}]"
```
次の例に示すように、新しいメソッドcreateIDCSUserおよびcreateAccountWithEnrollmentのエントリを追加します。
```
function_paths="[{\"endpoint\":\"/addAdmin\",\"methodType\":[\"POST\"]},{\"endpoint\":\"/createIDCSUser\",\"methodType\":[\"POST\"]},{\"endpoint\":\"/createAccountWithEnrollment\",\"methodType\":[\"POST\"]}]"
```
新しく生成されたラッパーAPIパッケージのmain.tfファイルを、製品にバンドルされているラッパーAPIパッケージのmain.tfファイルに置き換えます。