エンドースメント・ポリシーの指定
(Hyperledger Fabric v1.4.7)チェーンコードをインスタンス化する際にエンドースメント・ポリシーを追加できます。エンドースメント・ポリシーは、チェーンコード・トランザクションをブロックに追加してレジャーに送信する前に、チェーンコード・トランザクションを承認(または適切にエンドース)する必要があるピアがあるメンバーを指定します。
エンドースメントによって、トランザクションの正当性が保証されます。チャネルでチェーンコードをインスタンス化するときに、エンドースメント・ポリシーを指定できます。エンドースメント・ポリシーを指定しない場合は、デフォルトのエンドースメント・ポリシーが使用されます。デフォルトのエンドースメント・ポリシーでは、ネットワーク上の任意のピアからエンドースメントを取得します。
メンバーのエンドーシング・ピアは、チャネルに対するReaderWriter権限を持つ必要があります。トランザクションが処理されると、各エンドーシング・ピアは署名付きの読取り/書込みセットを返します。クライアントがエンドースメント・ポリシー要件を満たすのに十分なエンドースメントを得た後、クライアントは、共通の読取り/書込みセットをエンドーシング・ピアからの署名とともにバンドルし、すべてをオーダリング・サービスに送信します。オーダリング・サービスでは、ブロック、レジャーの順にトランザクションをオーダーおよびコミットします。
チャネル・タブに移動して、インスタンス化されたチェーンコードのエンドースメント・ポリシーを確認できます。「エンドポイント・ポリシーの表示」を参照してください。インスタンス化されたチェーンコードのエンドースメント・ポリシーは変更できません。エンドースメント・ポリシーを変更する必要がある場合は、チェーンコードを再インスタンス化するか、別のバージョンにアップグレードして別のエンドースメント・ポリシーを指定する必要があります。
このタスクを実行できるのは、管理者のみです。