クイック・デプロイメントの使用

(Hyperledger Fabric v2.x)クイック・デプロイメント・オプションを使用して、ワンステップのチェーンコード・デプロイメントを完了します。このオプションは、チェーンコードのテストに適しています。

クイック・デプロイメントではデフォルト設定を使用し、チャネル内のすべてのピアにチェーンコードをインストールし、デフォルトのエンドースメント・ポリシーを使用してチェーンコードをデプロイし、RESTプロキシでチェーンコードを有効にします。

次の点に注意してください。

サンプル・チェーンコードをデプロイするプロセスは、このトピックで説明するプロセスによって異なります。「サンプルを使用したOracle Blockchain Platformの確認(Hyperledger Fabric v2.x)」を参照してください。
拡張デプロイメント・オプションを使用して、チェーンコードをネットワーク上の本番環境に組み込むことができます。「拡張デプロイメントの使用」を参照してください。

このタスクを完了するには、管理者である必要があります。

コンソールに移動し、チェーンコード・タブを選択します。
チェーンコード・タブで、「新規チェーンコードのデプロイ」をクリックします。
チェーンコードのデプロイ・ページが表示されます。
「クイック・デプロイメント」をクリックします。
チェーンコードのデプロイ(クイック)ページが表示されます。
「パッケージ・ラベル」フィールドに、チェーンコード・パッケージの説明を入力します。
チェーンコードにラベルを付けるときは、次のガイドラインを使用します。
- ASCII英数字、ダッシュ(-)およびアンダースコア(_)を使用します。
- ラベルは、ASCII英数字でのみ開始および終了する必要があります。たとえば、_mychaincodeやmychaincode_などのラベルは使用できません。
- ダッシュ(-)およびアンダースコア(_)の後はASCII英数字を続ける必要があります。たとえば、my-- チェーンコードやmy-_チェーンコードのような名前は使用できません。
- パッケージラベルは最大50文字の長さにできます。
チェーンコード名フィールドに、チェーンコードの一意の名前を入力します。バージョンフィールドに、チェーンコードのバージョン番号を指定する文字列値を入力します。
チェーンコードに名前を付ける場合は、次のガイドラインを使用します:
- ASCII英数字、ダッシュ(-)およびアンダースコア(_)を使用します。
- 名前は、ASCII英数字で始まり、ASCII英数字で終わる必要があります。
- ダッシュ(-)およびアンダースコア(_)の後はASCII英数字を続ける必要があります。
- 名前とバージョンはそれぞれ最大64文字です。
- チェーンコード・バージョンには、ピリオド(.)とプラス記号(+)を含めることもできます。
チェーンコードで初期化が必要な場合は、「初期必須」を選択します。
「Init-required」を選択した場合、クライアント・アプリケーションは、isInitフラグを指定してInit関数を明示的に起動してから、他の関数を呼び出す必要があります。
その他のデフォルト設定を確認し、必要に応じて変更します。
チェーンコード・ソースを.zipファイルにデプロイする場合は、「パッケージ・チェーンコード」の選択を解除したままにします。チェーンコード・パッケージを.tar.gzファイルにデプロイする場合は、「パッケージ・チェーンコード」を選択します。
「チェーンコード・ファイルのアップロード」をクリックし、アップロードおよびデプロイするチェーンコード・ファイルを参照します。
「送信」をクリックします。
チェーンコードがチャネルのピアにインストールされ、デプロイされます。

「チャネル」タブで、チェーンコードをデプロイしたチャネルの名前をクリックし、「デプロイされたチェーンコード」をクリックします。デプロイされたチェーンコードの名前、バージョン、シーケンス番号およびパッケージIDがサマリー表に表示され、承認済およびコミット済のステータスも表示されます。