コンソールとは

Oracle Blockchain Platformコンソールを使用すると、ブロックチェーン・ネットワークの監視や日々の管理タスクの実行が容易になります。

Oracle Blockchain Platformインスタンスをプロビジョニングすると、ブロックチェーン・ネットワーク上で作業を開始するために必要なすべての機能がコンソールに追加されました。

コンソールを使用して、ノードの管理、ネットワーク・チャネルとポリシーの構成、チェーンコードのデプロイなどのタスクを実行できます。また、ネットワークのモニターおよびトラブルシューティング、ノード・ステータスの表示、レジャー・ブロックの表示、ログ・ファイルの検索および表示が行えます。

ほとんどの場合、ネットワークの各メンバーは、自分の組織を管理し、ブロックチェーン・ネットワークを監視するために使用する独自のコンソールを持っています。ネットワークでのロール(ファウンダまたは参加者)によって、コンソールで実行できるタスクが決まります。たとえば、参加者の場合、別の参加者をネットワークに追加することはできません。ファウンダのみが参加者をネットワークに追加できます。

また、コンソールで実行できる操作は、アクセス権限(管理者またはユーザー)によって決定されます。たとえば、アンカー・ピアの設定やチャネルの作成ができるのは管理者のみです。

インスタンスには、開始に使用できるサンプル・チェーン・コードが含まれています。「サンプルを使用したOracle Blockchain Platformの確認」を参照してください。

Oracle Blockchain Platformコンソールが期待どおりに動作しない場合は、サポートされているブラウザの最新バージョンを使用していることを確認してください。Oracle Blockchain Platformでは、次のブラウザがサポートされています:

  • Mozilla Firefox
  • Google Chrome
  • Safari
  • Microsoft Edge/Internet Explorer

コンソールは複数のページに分かれています。

「ダッシュボード」ページ

ネットワークのパフォーマンスの概要を得るには、ダッシュボード・ページを使用します。「ダッシュボードに表示される情報のタイプ」を参照してください

「ダッシュボード」ページには、次のものがあります。

  • ネットワーク上に存在する様々なコンポーネントの数を示すバナー。たとえば、チャネル数やチェーンコード数などです。
  • 特定の期間内のチャネルでのユーザー・トランザクションの数。
  • 稼働中または停止中のノードの数。
  • ピアによるエンドースメントおよびコミットの数。

「ネットワーク」ページ

ネットワーク・ページには、ネットワーク内のメンバーのリストが表示されます。インスタンスの設定後に初めてネットワーク・ページを使用すると、設定時に作成したノードが表示されます。

「ネットワーク」ページを使用して、次のことを実行できます。

  • ネットワーク内のメンバーの組織ID、メンバーシップ・サービス・プロバイダ(MSP) IDおよびロールを検索します。
  • 参加者をネットワークに追加します。
  • ネットワークの構造をグラフィカルに表したものを参照してください。
  • オーダラ設定を構成、表示またはインポートします。
  • 証明書の管理
  • 新しいオーダリング・サービス・ノードをネットワークに追加します。
  • ネットワーク構成ブロックをエクスポートします。

ノード・ページ

ノード・ページに移動し、ネットワーク内のノードのリストを表示します。インスタンスの設定後、初めてノード・ページを使用すると、次の情報が表示されます:
  • コンソール・ノード。
  • プロビジョニング時にリクエストしたピア・ノードの数。
  • インスタンス・タイプに関連付けられているオーダラ・ノードの数。Standardには3つのオーダラ・ノードがあり、スケール・アップできませんが、Enterpriseには3つ以上のオーダラ・ノードを追加できます。
  • メンバーシップ・サービスを表すFabric認証局(CA)ノード。
  • RESTプロキシ・ノード。
ファウンダ・インスタンスのプロビジョニング時、デフォルト・チャネルが作成され、すべてのピアが追加されています。

ノード・ページを使用して、次の操作を行います。

  • ノード構成を表示および設定します。
  • ピアをエクスポートおよびインポートします。
  • ノードの起動、停止および再起動。
  • 新しいオーダラ・ノードを構成して起動します。
  • どのピア・ノードがどのチャネルを使用しているかを表す図の確認。
  • ノードの名前をクリックし、その詳細情報を確認します。

チャネル・ページ

「チャネル」ページには、ネットワーク内のチャネル、チャネルを使用しているピア、およびチャネルにデプロイされているチェーン・コードが表示されます。インスタンスの設定後、初めてチャネル・ページを使用すると、作成されたデフォルト・チャネルとそれに追加されたネットワーク内のすべてのピアが表示されます。

チャネル・ページを使用して、次の操作を行います。

  • 新しいチャネルを追加します。
  • チャネルにデプロイされたチェーンコードの数を確認します。
  • チャチャネルの名前をクリックし、レジャーのサマリー、チャネルに参加しているピアとOSN、チャネルのポリシーとACLなどの詳細を確認します。
  • ピアをチャネルに参加させます。
  • チャネルのオーダリング・サービスを管理します。
  • チャネルのオーダリング・サービス・ノード(OSN)を追加または削除します。
  • オーダリング・サービスの設定を表示および更新します。
  • チャネルにリッチ・ヒストリを構成します。
  • チャネルのリッチ履歴ステータスを確認します。
  • チャネル内のチェーンコードでリッチ問合せを実行し、分析します。
  • チェーンコードをアップグレードします。

チェーンコード・ページ

Oracle Blockchain Platformでは、スマート・コントラクトをチェーン・コードと呼びます。

「チェーンコード」ページに移動して、インスタンスにインストールされているチェーンコード・パッケージのリストを表示します。インスタンスの設定後に初めて「チェーンコード」ページを使用すると、設定中にチェーンコードが組み込まれていないため、リストにチェーンコードが表示されません。必要なチェーンコードを追加する必要があります。Go、Node.jsおよびJavaで記述されたチェーンコードを追加できます。外部チェーンコード(サービスとしてのチェーンコード)も可能です。

「チェーンコード」ページを使用して、次のことを実行できます。

  • クイックまたは拡張デプロイ・オプションを使用してチェーンコードをインストールおよびデプロイします。
  • チェーンコードがインストールされているピアの数を確認します。
  • チェーンコードがデプロイされたチャネルの数を確認します。

「開発者ツール」ページ

開発者ツール・ページは、チェーンコードの記述方法ですやブロックチェーン・アプリケーションの作成方法など、ブロックチェーンの基本を学習するのに役立つように設計されています。

「開発者ツール」ページを使用して、次の操作を実行できます。

  • Oracle Blockchain Platform用のブロックチェーン・アプリケーション・ビルダー(コマンドライン・インタフェースまたはVisual Studio Code拡張機能を使用したチェーンコード・プロジェクトの作成、テストおよびデバッグに役立つ一連のツールおよびサンプル)をダウンロードします。詳細は、Oracle Blockchain Platform用ブロックチェーン・アプリケーション・ビルダーを参照してください。
  • チェーンコードを作成するのに役立つテンプレートやHyperledger Fabricモックshimが見つかります。
  • ブロックチェーン・アプリケーションの作成に必要なSDKおよびAPIにリンクします。
  • サンプル・チェーンコードを使用ししてチェーンコードについて学習します。サンプル・チェーンコードをインストールし、デプロイして呼び出します。