Oracle Cloud Object Storageへのアクセス
オブジェクト・ストレージでのバケットの作成
Oracle Object Storage Serviceへのアクセスを設定するには、Object Storageのバケットを作成する必要があります。
NoSQL表のデータをParquet形式で一時的にコピーできるバケットを作成します。これは、ADWへのデータ転送の準備です。バケットを作成するには、Oracle Cloudコンソールに移動し、次を実行します:
- ディスプレイの左側にあるメニューから「Storage」を選択し、「Object Storage & Archive Storage」を選択します。
- バケットを作成するコンパートメントを選択します。
- わかりやすい名前を入力します。
- 「デフォルト・ストレージ層」で、「標準」を選択します。
- 目的の「暗号化」を選択し、「作成」をクリックします。
他のファイルを作成する必要はありません。バケットが作成されたら、構成内のバケットの名前をバケットのコンパートメントとともに指定するだけで、ユーティリティはそこから取得し、コピーされる表から導出された名前でオブジェクトを作成します。
たとえば、作成したバケットの名前が nosql-to-ADW
で、ADWにコピーする表の名前がmyTable
で、Oracle NoSQL Migratorを使用するようにユーティリティに指示した場合、このユーティリティは、myTable
という名前のNoSQL表からデータを取得し、Parquet形式に変換して、ParquetデータをmyTable_2021_07_22/Data/000000.parquet、myTable_2021_07_22/Data/000001.parquetなどの形式の名前を持つオブジェクトとして nosql-to-ADW
バケットにコピーします。
オブジェクト・ストレージの認可トークンの生成。
バケットの作成後、ユーザー指定の認可トークン(AUTH_TOKEN)を使用してオブジェクト・ストレージ・サービスでADWを認証する場合、およびシステム管理者がまだ生成していない場合は、オブジェクト・ストレージ・バケットに書き込まれたファイルにアクセスできるように、そのトークンを自分で生成する必要があります。ADWとオブジェクト・ストレージ間の通信は、このAUTH_TOKENおよびデータベースのユーザー名/パスワード認証メカニズムに依存します。
AUTH_TOKENを作成するには、次のステップに従います。
- OCIコンソールで、「プロファイル」メニューの「ユーザー設定」に移動します。
- 「リソース」で、「認証トークン」を選択します。「トークンの生成」をクリックします。
- システム管理者ではなく、AUTH_TOKENを生成し、保護のためにファイルにコピーします。ユーザーまたはシステム管理者のどちらによって生成されたかに関係なく、AUTH_TOKENをADWデータベースに格納する必要があります。この方法の詳細は、「OCIリソース・プリンシパル資格証明の有効化またはADWデータベースでのユーザーのオブジェクト・ストレージAUTH_TOKENの格納/有効化」を参照してください。