DELETE MASTERKEY
DELETE MASTERKEYコマンドでは、マスター・キーのバージョンを削除用にマークします。定期的にマスター・キーの古いバージョンを削除することで、それらが悪意で使用されないようにします。
このコマンド、またはマスター・キーを追加または更新したり、ウォレットをパージしたりするいずれかのコマンドを使用する前に、OPEN WALLETコマンドを使用する必要があります。
マスター・キーのバージョンを確認するには、INFO MASTERKEYコマンドを使用します。
このコマンドは、削除用にバージョンをマークしますが、ウォレットから物理的に削除するわけではありません。マスター・キーのバージョンを完全に削除するには、PURGE WALLETを参照してください。
ノート:共有ウォレットを使用するOracle GoldenGateデプロイメントでは、マスター・キーの更新後、すべてのプロセスが最新バージョンを使用するまで、マスター・キーの更新後も古いバージョンを保持する必要があります。待機時間は、デプロイメントのトポロジ、レイテンシおよびデータ・ロードによって異なります。24時間の最小待機時間は保守的な見積りですが、場合によっては、すべてのプロセスが新しいキーを使用し始めるまでにかかる時間を決定するためのテストを実行する必要があります。すべてのプロセスが最新のバージョンを使用しているかどうかを決定するには、マスター・キーの更新直後に各Extractのレポート・ファイルを表示して、古いキーでマイニングされた最終SCNを確認します。次に、Replicatレポート・ファイルをモニターして、そのSCNがすべてのReplicatグループによって適用されていることを確認します。この時点で、マスター・キーの古いバージョンを削除できます。
DELETE MASTERKEYによる削除を取り消すようにするには、UNDELETE MASTERKEYを参照してください。
バージョン番号が一度使用されると、ウォレットはそれを永久に保持するため、同じバージョンの他のキーを生成することはできません。たとえば、削除用にキーのバージョン2をマークしてからウォレットをパージしてそれを削除し、その後RENEW MASTERKEYを発行してバージョン2を再度追加することはできません。パージ後にウォレット内にキーのバージョン1のみが残っていても、更新ではバージョン2ではなくバージョン3を生成します。
ウォレットとマスター・キーの使用は、NonStopプラットフォームではサポートされません。
構文
DELETE MASTERKEY
{VERSION version | RANGE FROM begin_value TO end_value | ALL}
VERSION version
削除用にマークする単一のバージョンを指定します。
RANGE FROM begin_value TO end_value
削除用にマークするバージョンの範囲を指定します。各バージョンは連続している必要があります。たとえば、RANGE FROM 3 TO 6と指定すると、バージョン3、4、5および6がマークされます。
ALL
現在のアクティブなバージョンを含め、削除用にマスター・キーのすべてのバージョンをマークします。このオプションを使用する場合は常に、マスター・キーの新しい現在のバージョンを作成するRENEW MASTERKEYコマンドを続けて使用する必要があります。
例
このコマンドでは、削除用にマスター・キーの1つのバージョンをマークします。次のようなメッセージが返されます。
DELETE MASTERKEY VERSION 10
Version 10 of Masterkey 'OGG_DEFAULT_MASTERKEY' deleted from wallet at location './dirwlt'.
このコマンドでは、削除用にバージョン3、4、5、6をマークします。次のようなメッセージが返されます。
DELETE MASTERKEY RANGE FROM 3 TO 6
例: 管理クライアント
DELETE MASTERKEY ALL
2019-11-21T19:38:08Z INFO OGG-06148 Version 1 of master key 'OGG_DEFAULT_MASTERKEY' in Oracle Wallet was deleted.