エンドースメント・ポリシーの指定
(Hyperledger Fabric v2.x)チェーンコードのデプロイ時にエンドースメント・ポリシーを追加できます。エンドースメント・ポリシーは、チェーンコード・トランザクションをブロックに追加してレジャーに送信する前に、チェーンコード・トランザクションを承認(または正しくエンドース)する必要があるピアがあるメンバーを指定します。
エンドースメントによって、トランザクションの正当性が保証されます。チェーンコードをチャネルにデプロイする際、エンドースメント・ポリシーを指定できます。エンドースメント・ポリシーを指定しない場合は、デフォルトのエンドースメント・ポリシーが使用されます。デフォルトのエンドースメント・ポリシーでは、ネットワーク上の任意のピアからエンドースメントが取得されます。
メンバーのエンドーシング・ピアには、チャネルに対するReaderWriter権限が必要です。トランザクションが処理されると、各エンドース・ピアは署名付き読取り/書込みセットを返します。クライアントがエンドースメント・ポリシー要件を満たすのに十分なエンドースメントを得ると、クライアントは、共通の読取り/書込みセットをエンドース・ピアからの署名にバンドルし、すべてをオーダリング・サービスに送信します。オーダリング・サービスは、トランザクションをブロックに、次にレジャーに順序付けてコミットします。
チャネル・タブに移動すると、デプロイされたチェーンコードのエンドースメント・ポリシーを表示できます。「エンドポイント・ポリシーの表示」を参照してください。デプロイされたチェーンコードのエンドースメント・ポリシーは変更できません。エンドースメント・ポリシーを変更する必要がある場合は、チェーンコードを再デプロイするか、別のバージョンにアップグレードして別のエンドースメント・ポリシーを指定する必要があります。
このタスクを完了するには、管理者である必要があります。