ノート:

• このチュートリアルは、Oracle提供の無料ラボ環境で提供されています。
• Oracle Cloud Infrastructureの資格証明、テナンシおよびコンパートメントの値の例を使用します。演習を完了するときは、これらの値をクラウド環境に固有の値に置き換えます。

Oracle LinuxにMinikubeをインストールする

イントロダクション

Minikubeは、開発者と管理者の両方が使用する一般的なツールで、完全に機能するKubernetesクラスタをローカル環境で実行できるようにします。

Minikubeはクロスプラットフォームですが、このチュートリアルでは、ポッドマン・ドライバを使用したMinikubeのインストールと構成のみを説明します。

目的

この演習では、次のことを学習します。

• Oracle LinuxでMinikubeおよびPodmanをダウンロードしてインストールします
• podmanドライバを使用するためのMinikubeの構成
• Minikubeが正常にインストールされたことを確認

前提条件

• 次のハードウェアおよび構成を使用して Oracle Linux 8がインストールされたシステム。
  • 2 CPU (以上)
  • 2Gbメモリー(以上)
  • Minikube自体に20Gbの空きディスク領域(Minikube Addonsの場合や独自のプロジェクトの場合にはさらに必要)
  • sudo権限を持つroot以外のユーザー

Oracle Supportの免責事項

次のステップでは、Oracleでは提供されないソフトウェア・プログラムおよびオペレーティング・システムを参照するため、Oracleでは、次の手順で提供される一連のステップの技術サポートは提供されません。このチュートリアルでは、オプションの手順を簡単に説明します。

クラウドネイティブ・アプリケーションの開発および管理に対してOracleでサポートされている方法は、Oracle Cloud Native Environmentです。詳細は、https://docs.oracle.com/en/operating-systems/olcne/を参照してください。

Oracle Linuxの更新

ノート:無料ラボ環境を使用する場合、接続およびその他の使用手順については、Oracle Linux Labの基本を参照してください。

まだ接続していない場合は、端末を開き、ssh経由でol-minikubeシステムに接続します。

ssh oracle@<ip_address_of_ol-minikube>

Oracle Linuxが最新であることを確認します。

sudo dnf -y update

これが完了するまで数分かかる場合があります。

podmanを含むcontainer-toolsモジュールをインストールします。

sudo dnf -y module install container-tools:ol8

高可用性クラスタを設定する手段を提供するConntrackツールをインストールします。

sudo dnf -y install conntrack

curlがインストールされていることを確認します。

sudo dnf list --installed curl

インストールされていない場合はインストールします。

sudo dnf -y install curl

Minikubeのインストール

Minikubeバイナリをホーム・ディレクトリにダウンロードします。

cd ~; curl -LO https://storage.googleapis.com/minikube/releases/latest/minikube-linux-amd64

出力例:

[oracle@ol-minikube ~]$ curl -LO https://storage.googleapis.com/minikube/releases/latest/minikube-linux-amd64
  % Total    % Received % Xferd  Average Speed   Time    Time     Time  Current
                                 Dload  Upload   Total   Spent    Left  Speed
100 69.2M  100 69.2M    0     0   152M      0 --:--:-- --:--:-- --:--:--  152M

Minikubeバイナリをインストールします。

sudo install minikube-linux-amd64 /usr/local/bin/minikube

出力例:

[oracle@ol-minikube ~]$ sudo install minikube-linux-amd64 /usr/local/bin/minikube
[oracle@ol-minikube ~]$ 

何も起こらなかったようだ。この段階では視覚的な確認がないことを心配しないでください。ただし、Minikubeを起動すると、次のセクションがすべて変更されます。

クラスタの起動

podmanドライバでのみminikubeを起動します。

minikube start --driver=podman

出力例:

[oracle@ol-minikube ~]$ minikube start --driver=podman
����  minikube v1.25.2 on Oracle 8.5 (amd64)
���  Using the podman driver based on user configuration
����  Starting control plane node minikube in cluster minikube
����  Pulling base image ...
����  Downloading Kubernetes v1.23.3 preload ...
    > preloaded-images-k8s-v17-v1...: 505.68 MiB / 505.68 MiB  100.00% 109.70 M
    > gcr.io/k8s-minikube/kicbase: 379.06 MiB / 379.06 MiB  100.00% 31.51 MiB p
E0413 14:04:23.810646   97911 cache.go:203] Error downloading kic artifacts:  not yet implemented, see issue #8426
����  Creating podman container (CPUs=2, Memory=3900MB) ...
����  Preparing Kubernetes v1.23.3 on Docker 20.10.12 ...
    ��� kubelet.housekeeping-interval=5m
    ��� Generating certificates and keys ...
    ��� Booting up control plane ...
    ��� Configuring RBAC rules ...
����  Verifying Kubernetes components...
    ��� Using image gcr.io/k8s-minikube/storage-provisioner:v5
����  Enabled addons: storage-provisioner, default-storageclass
����  kubectl not found. If you need it, try: 'minikube kubectl -- get pods -A'
����  Done! kubectl is now configured to use "minikube" cluster and "default" namespace by default

ノート: E0413 14:04:23.810646 97911 cache.go:203] Error downloading kic artifacts: not yet implemented, see issue #8426は、Podmanの現在のバージョンで既知の問題であり、将来のバージョンで解決されます(これはほとんどのデプロイメント・シナリオに影響しません)。

絵文字ノート: Minkubeコンソール出力の����は、絵文字サポートのフォントがインストールされていないため、このプラットフォームに表示されます。これは、ほとんどのスタンドアロンOracle Linuxインストールでは問題になりません。emojiサポートでフォントをインストールできない場合、または表示しないだけの場合は、かわりにMINIKUBE_IN_STYLE環境変数を0またはfalseに設定してください: MINIKUBE_IN_STYLE=0 minikube start --driver=podman。(詳細は、https://minikube.sigs.k8s.io/docs/faq/を参照してください)

開始プロセスは完了までに数分かかる場合があるため、現在の状況を記入してください。このシステムでMinikubeプロセスを初めて起動するため、Minikubeで実行することが認定されている最新バージョンのKubernetesがダウンロードされます。ダウンロード後、クラスタをインストールおよび構成し、後で使用できるようになります。

機能システムがあることを確認します。

minikube kubectl -- get pods -A

出力例:

[oracle@ol-minikube ~]$ minikube kubectl -- get pods -A
    > kubectl.sha256: 64 B / 64 B [--------------------------] 100.00% ? p/s 0s
    > kubectl: 44.43 MiB / 44.43 MiB [--------------------] 100.00% ? p/s 200ms
NAMESPACE     NAME                               READY   STATUS    RESTARTS      AGE
kube-system   coredns-64897985d-bczzc            1/1     Running   0             2m4s
kube-system   etcd-minikube                      1/1     Running   0             2m17s
kube-system   kube-apiserver-minikube            1/1     Running   0             2m17s
kube-system   kube-controller-manager-minikube   1/1     Running   0             2m17s
kube-system   kube-proxy-tq4gj                   1/1     Running   0             2m4s
kube-system   kube-scheduler-minikube            1/1     Running   0             2m16s
kube-system   storage-provisioner                1/1     Running   1 (94s ago)   2m15s

出力により、すべてが正しく動作し、ローカル開発アプリケーションをminikubeにデプロイしてテストを行う準備が整っていることが確認されます。

Minikubeのインストールは開始のみで、ローカル・テストおよび開発を支援する便利なツールです。Oracle LinuxでMinikubeをPodmanとともに使用する方法の詳細な例については、確認してください。

詳細情報

他の関連リソースを参照してください。

• Oracle Learning Library
• Oracleドキュメント。

その他の学習リソース

他のラボをdocs.oracle.com/learnで探すか、Oracle Learning YouTubeチャネルでより無料の学習コンテンツにアクセスします。また、education.oracle.com/learning-explorerにアクセスしてOracle Learning Explorerになります。

製品のドキュメントは、Oracle Help Centerを参照してください。

---

タイトルおよび著作権情報

Install Minikube on Oracle Linux

F56414-01

April 2022

Copyright © 2022, Oracle and/or its affiliates.