カスタムAPIのテスト
Oracle Mobile Hubでは、モック・データを使用してカスタムAPIをデプロイする前にテストできます。RESTコネクタは、StandardテストとAdvancedテストの2つのモードをサポートするテスト・ページを使用してテストすることもできます。
モック・データを使用したAPIエンドポイントのテスト
API構成の設計フェーズでは、リクエストおよびレスポンス・メッセージ本文にモック・データを入力できます。これにより、リアルタイム・データを使用したりリアルタイム・サービスと相互作用することなく、各呼出しのコンテキストを調査できます。たとえば、コードが無効なIDを正しく処理するかどうかテストするために、無効なIDを含むモック・データを使用した例をリクエスト本体に追加できます。テストが終了したら、例を別のコードに置き換えて、メソッドの他の側面をテストできます。
contact
リソースのPOST操作のレスポンス本文に作成できるモック・データの例を示します。{
"id": 20934,
"title": "Lynn's Leaking Water Heater",
"contact": {
"name": "Lynn Adams",
"street": "45 O'Connor Street",
"city": "Ottawa",
"postalcode": "ala1a1"
"username":"johneta"
}
"status": "new",
"driveTime": 30,
"priority": "high",
"createdon": "2015-04-23 18:12:03 EDT"
}
カスタムAPIを作成すると、モック実装が自動的に作成されます。モック実装により、カスタム・コードを実装する前にモバイル・アプリケーションからAPIを呼び出すことができます。これにより、モバイル・アプリケーションおよびカスタム・コードを同時に開発およびテストできます。構成に満足したら、実際の実装を追加できます。
最初の実装を作成するまでは、デフォルト実装がモック実装です。実際の実装を作成した後は、それがAPIのデフォルトの実装になります。
「インプリメンテーション」ナビゲーション・リンクをクリックして、実装をアップロードするか、既存の実装があるかどうかを確認します。デフォルト実装は、Implementationsページで変更できます。実装をアップロードすると、モック実装を含む既存の実装のリストが表示されます。
RESTコネクタAPIのテスト
RESTコネクタAPIが定義され、構成が保存されたので、リクエストを送信してWebサービスから必要な結果を受信できることを確認します。接続のテストはオプション・ステップですが、コネクタAPIをファイナライズする前に問題を識別して修正することで、時間を節約できます。「テスト」ページでは、一度に1つのエンドポイントをテストできます。
記述子を指定した場合は、次の2つのテスト・モードから選択できます。
-
Standardテスト
記述子メタデータを指定した場合、標準テスト・モードが表示され、リクエストおよびレスポンス本文が記述メタデータから生成され、「リクエスト」および「レスポンス」タブに表示されます。GETメソッドでテストするパラメータを選択し、テストするHTTPヘッダーを含めるだけで済みます。
-
拡張テスト
「拡張モードでのテスト」(リモート・サービスURLを指定した場合に入力するテスト・モード)を選択して、テストを絞り込むことができます。記述メタデータがない場合は、テストするメソッドとリソースを選択し、含めるHTTPヘッダーを含めて、JSON本文を手動で作成します。