サンプル・モバイル・アプリケーションAPIリファレンス

サンプル・モバイル・アプリケーションでは、IDCSSDKWrapper, Const, WebActivity,およびHomeActivity Javaクラスを使用します。

IDCSSDKWrapper

サンプル・モバイル・アプリケーションは、com.oracle.idm.mobile.idcssampleapp.wrapper.IDCSSDKWrapper.javaクラスを使用して、ほとんどのユースケースでSDK for Anroid Applicationsと対話します。

  • getConfigMap()メソッドは、SDKで使用される初期化パラメータのマップを作成します。

  • IDCSSDKWrapper.javaクラスはシングルトン・パターン(Javaオブジェクトの1つのインスタンス)を実装するため、サンプル・モバイル・アプリケーションは1つのOracle Identity Cloud Serviceインスタンスとのみ対話できます。

  • initialize()メソッドは、サンプル・アプリケーションで使用されるOMMobileSecurityServiceクラスのインスタンスをインスタンス化します。
  • このクラスには、OMMobileSecurityServiceCallbackインタフェースを実装するOMMobileSecurityServiceCallbackImpプライベート内部クラスも含まれています。この内部クラスのインスタンスは、OMMobileSecurityServiceクラス・オブジェクトの初期化に登録されます。

定数

com.oracle.idm.mobile.idcssampleapp.wrapper.Const.javaクラスには、ベースURL、既知の構成サービスURL、Oracle Identity Cloud Serviceに登録したモバイル・アプリケーションに対して生成されるクライアントIDなどのOracle Identity Cloud Service情報が含まれます。

WebActivity

com.oracle.idm.mobile.idcssampleapp.ui.WebActivity.javaクラスは、モバイル・アプリケーションのサンプル・サインイン・プロセスを表します。

  • initializeSDK()メソッドは、onCreateイベント中に実行されます。このメソッドは、サンプル・アプリケーションがデバイス・ブラウザとどのように相互作用するかを決定します。

  • サンプル・モバイル・アプリケーションでは、browserModeおよびtype変数によってブラウザの動作が制御されます。

  • デバイスでChromeタブがサポートされている場合、レイアウトのカスタマイズ可能なChromeブラウザ・ウィンドウが開き、Oracle Identity Cloud Serviceのサインイン・ページが表示されます。Chromeタブがサポートされていない場合、外部ブラウザによってサインイン・ページが開きます。

デフォルトでは、サンプル・モバイル・アプリケーションは、EMBEDDEDブラウザ・モードを使用するように構成されています。

HomeActivity

サインインが成功すると、サンプル・モバイル・アプリケーションには、HomeActivityクラスで表されるホームページが表示されます。OMMobileSecurityServiceクラスのインスタンスを使用して、Oracle Identity Cloud Serviceから次の情報をリクエストします。

  • getMyApps()メソッドで定義された、ユーザーが割り当てられているアプリケーションのリストを取得します。

  • getMyGroups()メソッドで定義された、ユーザーが割り当てられているグループのリストを取得します。