データ・インポートの準備
Oracle Cloud Infrastructure Object Storageでファイル・データを処理し、Oracle Autonomous JSON Databaseでデータを受信する準備をします。
- インポート済ファイル・バケット
- 処理済ファイル・バケット
アップロードしたデータを書式設定して分析に使用できるようにするには、Oracle Autonomous JSON Databaseを作成してアクセス権を付与する必要があります。
統合のためのオブジェクト・ストレージの準備
Oracle Cloud Infrastructure Object Storageにデータ・オブジェクトを格納するには、コンテナまたはバケットを作成する必要があります。
- Oracle Cloud Infrastructure Object Storageコンソールに移動します。
- 「ストレージ」、「オブジェクト・ストレージ」の順にクリックします。
- 「バケットの作成」をクリックします。
- データを識別する名前をバケットに指定します。
- ストレージ層として「標準」をクリックします。
- 「オブジェクト・イベント」をクリックして、Oracle Cloud Infrastructure Eventsを使用したオブジェクトの状態変更に基づいた自動化を有効にします。
- Oracle Cloud Infrastructureで暗号化キーを管理する場合は、「Oracle管理キーを使用した暗号化」をクリックして暗号化します。独自のキーを利用する場合は、「顧客管理キーを使用した暗号化」をクリックします。
- 「バケットの作成」をクリックします。
オブジェクト・ストレージのロギングの有効化
イベント統合を容易にするために、オブジェクト・ストレージ・バケットのロギングを使用可能にします。
- Oracle Cloud Infrastructure Object Storageコンソールに移動します。
- 「Storage」をクリックし、「Object Storage」をクリックして、前に作成したストレージ・バケットを見つけます。
- バケット名をクリックして詳細ページを表示します。
- 「リソース」で、「ログ」をクリックします。
- 各ログの「ログの有効化」トグルをクリックします。
Oracle Autonomous JSON Databaseインスタンスのプロビジョニング
Oracle Cloud Infrastructureサービス・コンソールでOracle Autonomous JSON Databaseのインスタンスをプロビジョニングします。
- Oracle Cloud Infrastructureサービス・コンソールにサインインします。
- Autonomous JSON Databaseメニューをクリックし、「Autonomous Databaseの作成」を選択します。
- 「Autonomous Databaseの作成」ページで、適切なコンパートメントを選択します。
- データベースの表示名を入力します。
- データベース名を入力します。
- ワークロード・タイプの「JSONデータベース」をクリックします。
- 同時ユーザー数および問合せ数、データ量などに基づいて、ワークロードに適したCPUコア数および記憶域(テラバイト)を指定します。たとえば、小さいデータ・サンプル(1 MBファイル)の場合は、CPUコア数を2および1 TBのストレージに指定します。
- ワークロードの変更に基づいてCPUコア数および記憶域の値を自動的にスケーリングする場合は、「自動スケーリング」をクリックします。
- 管理アカウントのパスワードを指定します。
- ネットワーク・アクセスのタイプを指定します。
- 任意の場所からのセキュア・アクセスを許可:アクセス制御リスト(ACL)で保護するパブリック・エンドポイントを使用してデータベースにアクセスします。プライベート・エンドポイントを使用したアクセスのみを許可する場合は、このオプションを選択しないでください。
- 仮想クラウド・ネットワーク:このオプションでは、指定したVCN内にデータベースのプライベート・エンドポイントを作成します。
- 仮想クラウド・ネットワーク:データベースを起動するVCNを選択します。「コンパートメントの変更」をクリックして、別のコンパートメントのVCNを選択します。
- サブネット:データベースにアタッチするサブネットを選択します。「コンパートメントの変更」をクリックして、別のコンパートメントのサブネットを選択します。
- ホスト名の接頭辞:オプションで、データベースのホスト名の接頭辞を指定し、DNS名をデータベース・インスタンスに関連付けます。
- ネットワーク・セキュリティ・グループ:データベースに対して少なくとも1つのネットワーク・セキュリティ・グループ(NSG)を指定します。NSGは仮想ファイアウォールとして機能し、一連のイングレスおよびエグレス・セキュリティ・ルールをデータベースに適用できます。
- 既存のオンプレミス・ライセンスを使用する場合は「Bring Your Own License」をクリックし、データベースにライセンスをプロビジョニングする場合は「License Included」をクリックします。
- 「Autonomous Databaseの作成」をクリックします。
Oracle SQL Developer Webを使用した接続
Oracle SQL Developer Webは、Oracle Autonomous JSON Databaseの開発および管理を簡素化するクラウドベースの開発環境です。
Oracle SQL Developer Webは、Oracle SQL Developerのブラウザベースのインタフェースで、ワークシートでSQL文およびスクリプトを実行する機能など、デスクトップ・バージョンの機能のサブセットを提供します。
Oracle SQL Developer Webは、Oracle Walletの資格証明を使用してOracle Autonomous JSON Databaseに接続します。
- Oracle Autonomous JSON Databaseのサービス・コンソールに移動します。
- 「開発」をクリックして、「SQL Developer Web」をクリックします。
- Oracle Autonomous JSON Databaseインスタンスの管理ユーザー名およびパスワードを入力し、「サインイン」をクリックします。