Oracle Analytics Cloudの準備

Oracle Analytics Cloudをプロビジョニングし、リモート・データ・ゲートウェイ(RDG)を使用してOracle Autonomous Data Warehouseに接続します。

Oracle Analytics Cloudのプロビジョニング

Oracle Cloud Infrastructureサービス・コンソールでOracle Analytics Cloudのインスタンスをプロビジョニングします。

  1. シングル・サインオン(SSO)資格証明を持つフェデレーテッド・ユーザーとしてOracle Cloudアカウントにサインインします。
  2. 左上隅のナビゲーション・メニューをクリックし、「分析」、「分析クラウド」の順に選択します。
  3. インスタンスの作成」をクリックします。
  4. コンパートメント」リストから、サービスを作成するコンパートメントを選択します。
  5. インスタンス名と簡単な説明を入力します。
    この名前は文字で始まる必要があり、文字と数字のみを含めることができます。
  6. 機能セットとして「Enterprise Analytics」を選択します。
  7. 本番サービスの場合は、デプロイするOCPUの数を選択します(2から52 )。試行目的でインスタンスを作成する場合は、1 OCPUを選択できます。
  8. ライセンス・タイプ」で、Oracle Analytics CloudでOracle Middlewareオンプレミス・ライセンスを使用し、Bring Your Own License (BYOL)レートを請求するか、Oracle Analytics Cloudの新しいOracle Cloudライセンスをサブスクライブするかを選択します。
  9. 詳細が正しいことを検証し、「作成」をクリックします。

    サービスの作成にかかる時間は約20分です。「Instance」ページを表示して、現在のステータスを確認します。

Oracle Analytics Cloudでのリモート・データ・ゲートウェイの有効化

  1. Oracle Analytics Cloudにログインし、ホーム・ページからハンバーガー・アイコンをクリックし、「コンソール」をクリックします。
  2. コンソールで、「Remote Data Connectivity」をクリックします。
  3. 「データ・ゲートウェイの有効化」をクリックします。

リモート・データ・ゲートウェイ・エージェントの構成

リモート・データ・ゲートウェイ構成ユーティリティを使用して、ゲートウェイとOracle Analytics Cloudを相互に識別します。

このタスクを完了するには、次の情報が必要です。

  • リモート・データ・ゲートウェイをホストするインスタンスのホスト名。この情報は、ゲートウェイをインストールして起動したときに書き留めておく必要があります。
  • リモート・データ・ゲートウェイをホストするインスタンスのHTTPポート。この情報は、ゲートウェイをインストールして起動したときに書き留めておく必要があります。
  • Oracle Analytics CloudインスタンスのURL (ホスト名の末尾まで)。次に例を示します。
    <instance>-<tenancy>.analytics.ocp.oraclecoud.com
  1. ブラウザでリモート・データ・ゲートウェイ・インスタンスへのアクセスを確認します。次に例を示します。
    http://<gateway host name or IP>:<gateway port>/obiee/javads?status

    接続に成功すると、XMLレスポンスが返されます。

  2. ブラウザでリモート・データ・ゲートウェイ構成ユーティリティを起動します。次に例を示します。
    http://<gateway host name or IP>:<gateway port>/obiee/config.jsp
    1. Oracle Analytics CloudインスタンスのURLを入力し、「キーの生成」をクリックします。
    2. 「クリップボードにコピー」をクリックして、キーをコピーします。
      残りのフィールドはそのままにします。Oracle Analytics Cloudインタフェースで次のステップを実行します。
  3. リモート・データ・ゲートウェイを有効にしたOracle Analytics Cloudの「Remote Data Connectivity」ページにアクセスします。
    1. 追加」をクリックして、ゲートウェイ・エージェントを追加します。
    2. クリップボードの内容を「公開キー」フィールドに貼り付けます。IDおよびホストはキー・コンテンツから移入されます。
    3. オプションで「名前」を入力するか、作成された名前を入力して、「OK」をクリックします。
      次のステップは、リモート・データ・ゲートウェイ構成ユーティリティで実行します。
  4. リモート・データ・ゲートウェイ構成ユーティリティを実行しているブラウザに戻ります。
    1. 「テスト」をクリックします。

      エージェントが正常に認証されたことを示すメッセージが表示されます。

    2. 保存」をクリックします。

      エージェントが正常に送信されたことを示すメッセージが表示されます。

    3. 「有効化」をクリックします。

Oracle Autonomous Data Warehouseへの接続

Oracle Analytics CloudOracle Autonomous Data Warehouseの間の接続を作成します。

次のステップを実行するには、Oracle Analytics CloudインスタンスのサービスURLが必要です。

  1. Oracle Analytics CloudインスタンスのサービスURLを開きます。
  2. ホーム・ページで、「作成」、「接続」の順にクリックします。
  3. 「Oracle Autonomous Data Warehouseに接続」をクリックします。
  4. adwus1などの接続名を入力します。
  5. 説明を入力します(オプション)。
  6. 以前にOracle Autonomous Data Warehouseサービス・コンソールからダウンロードしたクライアント資格証明ファイル(Wallet_adwus1.zipなど)を見つけて選択します。
    「クライアント資格証明」フィールドにcwallet.ssoファイルが表示されます。
  7. ユーザー名とパスワードを入力します。
  8. リストから、「adu_high」などのサービス名を選択します。
  9. リモート・データ接続の使用をクリックします。
  10. 「保存」をクリックして、接続を作成します。