プライベート・サブネットのセキュリティ・ルールの指定
プライベート・サブネット内のリモート・データ・ゲートウェイ(RDG )、Oracle GoldenGateおよびAutonomous Data Warehouseへのアクセスを許可するセキュリティ・ルールを指定する必要があります。
リモート・データ・ゲートウェイ(RDG)およびOracle GoldenGateは、セキュリティ・リストに割り当てられたルールを使用します。Autonomous Data Warehouseでは、ネットワーク・セキュリティ・グループ(NSG)に割り当てられたルールを使用します。
- セキュリティ・リスト:サブネット全体のすべてのVNICに適用されるセキュリティ・ルールのセットを定義します。特定のセキュリティ・リストを特定のサブネットで使用するには、サブネットの作成中または後で、そのサブネットにセキュリティ・リストを関連付けます。そのサブネット内に作成されたVNICは、そのサブネットに関連付けられたセキュリティーリストの対象となります。
- ネットワーク・セキュリティ・グループ(NSG):選択したVNICのグループ(Autonomous Data Warehouseなどのリソース)に適用されるセキュリティ・ルールのセットを定義します。特定のNSGを使用するには、サービスのプロビジョニング時に目的のVNICをグループに追加するか、NSGを割り当てます。NSGをサポートしていないサービスもあります。そのグループに追加されたVNICは、そのグループのセキュリティー規則の対象になります。
セキュリティ・リストの作成
セキュリティ・リストは、セキュリティ・リストに関連付けられたサブネット内のすべての仮想ネットワーク・インタフェース・カード(VNIC)に適用されるイングレスおよびエグレスのセキュリティ・ルールのセットを使用して、仮想ファイアウォールとして機能します。
リモート・データ・ゲートウェイのイングレス・ルールの追加
セキュリティ・ルールでは、特定のタイプのトラフィックを仮想ネットワーク・インタフェース・カード(NVIC)との間で送受信できます。
リモート・データ・ゲートウェイ(RDG)には、Linuxへのセキュア・シェル・アクセス(SSH)用のポート22およびHTTPアクセス用のポート8080が必要です。
リモート・データ・ゲートウェイへのアクセスを許可するためにイングレス・ルールをセキュリティ・リストに追加する手順は、次のとおりです。
- ナビゲーション・メニューを開きます。「コア・インフラストラクチャ」で、「ネットワーク」に移動し、「仮想クラウド・ネットワーク」をクリックします。
- 関心のあるVCNをクリックします。
- 「リソース」で、「セキュリティ・リスト」をクリックします。
- 目的のセキュリティ・リストをクリックします。
- オンプレミス・データ・ソースをクラウド内のデータベースに移行するなど、セキュア・シェル(SSH)を使用したパブリック・アクセスを許可するルールを追加するには、次のようにします。
- 「イングレス・ルールの追加」をクリックします。
- ソースCIDRとして0.0.0.0/0を指定します(0.0.0.0/0はすべてのIPアドレスを示します)。
- IPプロトコルとして「SSH」を選択します。
- 宛先ポート範囲として22を指定します。
- 異なるVCN内のサーバーまたはアプリケーションからのTCPアクセスを許可するルールを追加するには、次の手順を実行します。
- 「イングレス・ルールの追加」をクリックします。
- VCN CIDRブロックをソースCIDRとして指定します。
- IPプロトコルとしてTCPを選択します。
- 宛先ポート範囲として8080を指定します。
Oracle GoldenGateのイングレス・ルールの追加
セキュリティ・ルールでは、特定のタイプのトラフィックを仮想ネットワーク・インタフェース・カード(NVIC)との間で送受信できます。
Oracle GoldenGateでは、TCPアクセスにポート443が必要です。
- ナビゲーション・メニューを開きます。「コア・インフラストラクチャ」で、「ネットワーク」に移動し、「仮想クラウド・ネットワーク」をクリックします。
- 関心のあるVCNをクリックします。
- 「リソース」で、「セキュリティ・リスト」をクリックします。
- 目的のセキュリティ・リストをクリックします。
- 異なるVCN内のサーバーまたはアプリケーションからOracle GoldenGateへのTCPアクセスを許可するルールを追加するには、次のようにします。
- 「イングレス・ルールの追加」をクリックします。
- VCN CIDRブロックをソースCIDRとして指定します。
- IPプロトコルとしてTCPを選択します。
- 宛先ポート範囲として443を指定します。