クラウドへのスイッチオーバー
機能テストとパフォーマンス・テストで新しい環境の準備が整ったことが示されたら、本番操作をスケジュールしてOCIに切り替えることができます。
このプロセスには、3つの部分があります。
- オンプレミスの本番PeopleSoftアプリケーションを停止します。
- クラウドのデータベースに切り替え、OCIのフィジカル・スタンバイをプライマリにし、オンプレミス・データベースをフィジカル・スタンバイにします。
- 新しいプライマリ・サイトでOCIのPeopleSoftアプリケーションを起動します。
これらのタスクが完了したら、プライマリOCI環境のバックアップを取得できます。
フル・スタック・スイッチオーバーの実行
Oracle Data Guardスイッチオーバー・ロールの変更を実行し、OCIのOracle Exadata Database Service on Dedicated Infrastructureのフィジカル・スタンバイをプライマリに、オンプレミス・データベースをフィジカル・スタンバイにします。
PeopleSoft OCIプライマリ・データベースのバックアップ
Oracleでは、スイッチオーバーが完了し、OCIのデータベースがプライマリ・ロールになったらすぐにデータベース全体のバックアップを実行して、OCIでベースライン・データベースのバックアップを確立することをお薦めします。完全バックアップを今すぐ取得し、自動バックアップを設定するには、次を実行します。
最初のバックアップをすぐに取得するように指定した場合、変更を保存すると、OCIによって全体バックアップが開始されます。
その時点からのバックアップ・アクティビティは、指定したバックアップ期間中に行われ、増分バックアップを週6日、完全バックアップを週1回実行するパターンが開始されます。アーカイブされたredo
ログは、30分ごとに1回自動的にバックアップされます。OCIベースのバックアップでは、OCIでクラウド・バックアップ・モジュールを使用するようにOracle Recovery Manager (RMAN)を構成します。
各バックアップが完了すると、データベースの「リソース」ページのバックアップ表にリストされます。