NetBackupのデプロイについて

Oracleではバックアップ・ソリューションとしてOSB 18.1を使用することをお薦めしますが、組織がNetBackupエンタープライズ・ライセンスにすでに投資していて、バックアップ・ソリューションとして引き続き使用する場合は、次の手順を使用します。標準のNetBackupソリューションは、1つのマスター・サーバー、1つのメディア・サーバーおよび1つ以上のクライアントで構成されます。

NetBackupマスター・サーバーは、バックアップ、アーカイブおよびリストアを管理するために使用されます。ここでは、バックアップ・カタログと、NetBackupバックアップおよびリストアに関する情報を含むNetBackup内部データベースが存在します。

NetBackupメディア・サーバーは、バックアップ環境に追加のストレージを提供するために使用されます。これにより、NetBackupは、接続されているストレージ・デバイスを利用し、ネットワーク負荷を分散して全体的なバックアップおよびリストア・パフォーマンスを向上させることができます。

NetBackupのデプロイ

Cloud Compute at CustomerにNetBackupをインストールするには、Veritas NetBackup公式ドキュメントに従ってください。基本的なステップは次のとおりです。

ノート:

この手順に記載されているドキュメントには、この記事に続く「詳細の参照」トピックからアクセスできます。
  1. Veritasの担当者とのNetBackupライセンスを確認します。詳細は、NetBackupインストレーション・ガイドを参照してください。
  2. Compute Cloud@CustomerにOracle Linux 8インスタンスを作成します。
  3. Oracle Linux 8の公式ドキュメントスタート・ガイド: Oracle Linux Yumサーバーへの接続方法およびOracle LinuxでのDNFの使用の説明に従って、Oracle Linux 8を最新のカーネルおよびパッケージ更新に更新します。
  4. Veritas Supportのダウンロード・ページからNetBackupソフトウェアをダウンロードし、NetBackupインストレーションおよび構成ガイドに従って、マスター、メディア・サーバーおよびクライアントにNetBackupをインストールします:
    1. NetBackupをダウンロードします。
    2. NetBackupマスター・サーバー・ソフトウェアをOracle Linux 8にインストールします。LinuxでのNetBackupマスター・サーバー・ソフトウェアのインストールを参照してください。
    3. NetBackupメディア・サーバー・ソフトウェアをOracle Linux 8にインストールします。LinuxでのNetBackupマスター・サーバー・ソフトウェアのインストールを参照してください)
    4. NetBackupクライアント・ソフトウェアをOracle Linux 8にインストールします。NetBackupクライアント・ソフトウェアのインストールを参照してください。
  5. NetBackupによってバックアップされる1つ以上のクライアント・システムを構成します。
  6. 各クライアントでバックアップ・データセットを構成します。
  7. バックアップ・スケジュールを構成します。