1. Zertoをデプロイして、クラウド内のVMware SDDCを障害に対して保護します
  2. 設置の準備

設置の準備

Zerto IT Resilience Platformをインストールする前に、Oracle Cloud Infrastructureにコンピュート・インスタンスを作成し、MyZertoアカウントを作成してZertoインストーラをダウンロードし、専用のvSphereアカウントを作成し、VRAsに静的IPアドレスを作成する必要があります。

Oracle Cloud Infrastructureでのコンピュート・インスタンスの作成

vCenter ServerおよびESXiホストと通信できる専用マシンにソフトウェアをインストールする必要があります。適切なセキュリティ・リストとルート表エントリを持つ新しいOracle Cloud Infrastructureネイティブのコンピュート・インスタンスをデプロイすることをお薦めします。

  1. Oracle Cloud Infrastructureコンソールのナビゲーション・メニューで、「計算」に移動して「インスタンス」を選択します。
  2. 「インスタンスの作成」をクリックします。
  3. 必要に応じて値を指定します。次のフィールドで、次の値を選択します。
    • イメージまたはオペレーティング・システム: Windows Serverを選択します(例: Windows Server 2016 Standard)。
    • インスタンスの形状: VM、tandard2.4以上を選択します。要件に合うようにインスタンスのサイズを設定します。
  4. vCenter ServerとESXiホストの両方と通信できるコンパートメント、VCNおよび適切なサブネットを選択します。

    ノート:

    この例では、VMware SDDCプライベート・サブネットを使用してインスタンスを起動します。別のサブネットを作成できます。必要に応じて、適切なルート表とセキュリティ・リストを追加する必要があります。
  5. 「作成」をクリックします。
インスタンスが「実行中」状態のときは、ベース・サーバーからリモート・デスクトップを使用して接続できます。

MyZertoアカウントの作成およびZertoインストーラのダウンロード

Oracle Cloud VMwareソリューションはVMwareのオンプレミス・インストールと同じ機能をするため、パートナによって提供された同じVMwareインストーラを使用してOracle Cloudにインストールできます。VMwareのZertoインストール・パッケージをダウンロードするには、次のステップを実行します。

  1. まだ接続していない場合は、ベース・サーバーからリモート・デスクトップを使用して作成したZVMサーバーにログインします。
  2. ブラウザを起動し、MyZertoのWebサイトに移動します。
  3. アカウントに関連付けられた適切なサブスクリプションを使用して、MyZertoアカウントを作成またはログインします。

    ノート:

    サブスクリプションまたは製品関連の問題に関するすべての質問は、Zerto Supportにお問い合せください。
  4. 右上のメニューから、「サポートとダウンロード」を選択します。
  5. 「ソフトウェア・ダウンロード」をクリックします。
  6. VMwareの「Zerto Virtual Replicationパッケージ」に移動して「ダウンロード」をクリックします。

専用のvSphereアカウントの作成

製品ソフトウェアをインストールするには、専用のvSphereアカウントを作成することをお薦めします。このタスクは、このPlaybookの有効範囲を超えているため、前述の「始める前に」のトピックに記載されているVMwareのドキュメントを参照してください。

静的IPアドレスの作成

Zerto IT Resilience PlatformはESXiのホストおよびVMと通信できる必要があるため、vSphereの管理VLANを使用してVRAをデプロイします。同じ目標を達成するために、適切なルールを持つ別個のVlanを作成できます。

vSphere VLAN内にアプライアンスをデプロイするには、最初に外部アクセスIPアドレスを使用して各VRAの静的IPアドレスを作成します。
  1. Oracle Cloud Infrastructureコンソールで、ESXiホストが存在するVCNに移動します。
  2. 「VLAN」セクションで、vSphere VLANを選択します。
  3. IPアドレスを作成するには、「外部アクセスの追加」をクリックします。
  4. VRAアプライアンスではパブリックIPをプロビジョニングしないため、デフォルトのアクセス・タイプはルート・ターゲットのみのままにします。次に、作成するVLAN内で使用可能な最初のIPアドレスと名前を入力します。
  5. 「外部アクセスの追加」をクリックして、IPアドレスを作成します。
  6. サブネット・マスクおよびIPアドレスのデフォルト・ゲートウェイ値をメモします。次のトピックでは、ESXiホストにVRAをインストールする際にこれらの値が必要です。
  7. これらのステップを繰り返して、Zertoで推奨されているように、各VRAの静的IPアドレスを作成します。