アプリケーションのデプロイおよびPDFファイルの公開
開発したOracle Visual Builderは、エンド・ユーザーに表示する機能を備えたWebアプリケーションです。アプリケーションをステージングおよび公開して、テストしたり、エンド・ユーザーに配布したりできるようにアプリケーションをステージングできます。
Webアプリケーションのステージングと公開
ビジュアル・アプリケーションは、Visual Builderホーム・ページからステージングおよび公開します。アプリを公開する前にステージングする必要があります。アプリケーションが公開されると、ステージングされたアプリケーションがライブ・バージョンになり、ステージングされたアプリケーションに対して定義されたアプリケーション設定が公開済アプリケーションに適用されます。Visual Builder Webアプリケーションは、公開後に変更することはできません。新しいバージョンを作成してステージングし、再度公開する必要があります。ランタイム環境では、アプリケーションがサービスへのコールの認可に役立つプロキシ・サーバーが提供されます。たとえば、アプリケーションで直接認証メカニズムを使用してサービスをコールすることで、プロキシをバイパスできます。
アプリケーションをステージングおよび公開するには、ステージング済および公開されたアプリケーションで使用されるサービスを提供する同じVisual Builderランタイム環境にアプリケーションのリソースをデプロイします。Visual Builderランタイム環境には、Webアプリケーションにページを提供するサーバーと、Webおよびモバイル・アプリケーションがデータへのアクセスに使用するサービス(データの格納に使用されるデータベースや、RESTサービスへの接続を管理するためのプロキシ・サーバーなど)が含まれます。ランタイムは、デザイナでアプリケーションを設計するとき、およびステージング済および公開済のアプリケーションに使用されます。また、ランタイムはOracle Identity Cloud Service (IDCS)を統合して、アプリケーション・ユーザーを認証および認可します。
アプリケーションをステージングすると、次のようになります。
- アプリケーションのリソースは、サーバー上のディレクトリにコピーされます。
- ステージング・データベースのデータベース・スキーマは、開発データベースからの変更で更新されます。
- ステージングされたWebアプリケーションへのアクセスまたはモバイル・アプリケーションのダウンロードのためのURLが作成されます。
- Webおよびモバイル・アプリケーションは、ステージングされたアプリケーションによって提供されるサービスおよびリソースにアクセスします。
アプリケーションを公開すると、次のようになります。
- ステージングされたアプリケーションのリソースを含むディレクトリがライブ・アプリケーションになります。ステージングされたアプリは公開後にアクセスできません。
- ライブ・データベースのデータベース・スキーマは、ステージング・データベースからの変更で更新されます。ステージング・データベースからライブ・データベースにデータを移行するかどうか、および移行方法を選択できます。
- ライブWebアプリケーションにアクセスしたり、初めてアプリケーションを公開するときにモバイル・アプリケーションをダウンロードするための新しいURLが作成されます。Webアプリケーションの場合は、これにアクセスするための永続URLです。
- Webおよびモバイル・アプリケーションは、公開済アプリケーションによって提供されるサービスおよびリソースにアクセスします。