この図は、プライマリ・サイト、高可用性(HA)サイトおよびディザスタ・リカバリ(DR)サイトを含むアーキテクチャ・トポロジを示しています。2つのAWSリージョン(米国西部および米国東部)と2つのOCIリージョン(OCIリージョン1およびOCIリージョン2)があります。AWS US WestおよびOCI 1リージョンは、プライマリ・サイトとHAサイトで構成されます。AWS US EastおよびOCI 2リージョンは、DRサイトで構成されます。

各サイトのインフラストラクチャとコンポーネントは同一です。各サイトには、ユーザー・トラフィックおよびアプリケーションを処理するための仮想プライベート・クラウド(VPC)、サイト内およびサイト間の接続のための転送VPC、およびOracle Database@AWSを格納するためのODBネットワークを含む可用性ゾーン(AZ)が含まれます。

各サイトのアプリケーションVPCには、パブリック・サブネットと2つのプライベート・サブネットが含まれます。

外部のインターネット・ユーザー・トラフィックは、各VPCのインターネット・ゲートウェイおよびネットワーク・アドレス変換(NAT)ゲートウェイを介してルーティングされます。Amazon Route 53は、トラフィックを外部ロードバランサに送信し、トラフィックを適切なサイトのアプリケーションサブネットに送信します。内部ユーザー・トラフィックは、適切なサイトのアプリケーション・サブネットにトラフィックを転送する内部ロード・バランサにルーティングされます。

各サイトには、AWSアプリケーションVPCとOCI仮想クラウド・ネットワーク(VCN)内のVMクラスタ間の接続を提供するTransit VPCがあります。トランジット・ゲートウェイは、リージョン内およびAWSリージョン間でVPCを接続し、トランジット・ゲートウェイ・ピアリングを提供します。

ODBネットワークには、AWSおよびOCIリージョンにまたがる単一のVCNを持つOracle Database@AWS子サイトが含まれています。VCNには、仮想マシン(VM)クラスタを含むクライアント・サブネットと、Oracle Exadata Database Serviceインスタンスを含むバックアップ・サブネットの2つのサブネットがあります。ODBピアリングは、転送VPCをODBネットワークに接続します。

Oracle Data Guardは、Oracle Exadata Database Serviceインスタンス間のデータベース・レプリケーションを処理します:
その他のコンポーネントは次のとおりです。