この図は、フェイルオーバー・シナリオを有効にするために、あるリージョンから別のリージョンにデータがフローする方法を示しています。これには、プライマリ・クラウド・リージョン、バックアップ・クラウド・リージョン、およびそれらのリージョンの外部にいるオンサイト・ユーザーが含まれます。

データは、オンサイト・ユーザーからプライマリ・クラウド・リージョンに流れます。そのリージョン内では、データはクラウド・アプリケーションに格納され、Oracleデータベースに格納されます。Oracleデータベースでは、ストレージ・ポリシーを使用してデータをファイル・ストレージに書き込み、その後オブジェクト・ストレージにコピーします。

プライマリ・リージョンのオブジェクト・ストレージは、セキュアな接続を介してバックアップ・リージョンにレプリケートされます。

フェイルオーバー・シナリオでは、バックアップ・リージョンのレプリケートされたオブジェクトは、ファイル・ストレージの移入およびデータベースのリストアに使用されます。これにより、クラウド・アプリケーションで最新データを移入でき、フェイルオーバー・サービスをユーザーに直接提供できます。