DR計画の検証

基本的なチェックを実行し、ディザスタ・リカバリ(DR)計画を実行します。

事前チェックの実行

事前チェックを実行して、DR計画の基本チェックを実行します。

  1. Oracle Cloud Infrastructureコンソールにログインします。
  2. スタンバイDR保護グループに移動します。
  3. 「プラン」をクリックし、チェックするプランをクリックします。
  4. 「事前チェックの実行」をクリックします。
    これにより、組込み事前チェックが実行されます。ただし、スイッチオーバー・アクションは実行されません。
  5. コンソールでプロセスをモニターします。
    各ステップのログを表示できます。

スイッチオーバーDR計画の実行

ディザスタ・リカバリ(DR)計画を完全に検証するには、計画を実行する必要があります。プライマリは停止され、新しいプライマリで開始されるため、停止時間が必要です。このタスクは、メンテナンス・ウィンドウでスケジュールすることをお薦めします。

計画を実行すると、OCIフル・スタック・ディザスタ・リカバリ・サービスによって、DR保護グループのロールが自動的に変更されます。

  1. OCIコンソールにログインします。
  2. スタンバイDR保護グループに移動します。
  3. 「プラン」をクリックし、チェックするプランをクリックします。
  4. 「計画の実行」をクリックします。
  5. OCIコンソールでプロセスをモニターします。
    各ステップのログを表示できます。

フェイルオーバーDR計画の実行

フェイルオーバーDR計画を実行するには、スイッチオーバー計画の実行と同じステップに従いますが、かわりにフェイルオーバー計画名を選択します。フェイルオーバー計画を実行した後で、プライマリ・サイトの準備が再度完了したら、今後のスイッチバックのためにDRシステムを手動でリセットする必要があります。 フェイルオーバー後のステップ(ステップ2、3および4)は、プライマリ・サイトの準備が再び完了したときにのみ実行できます(数時間または数日後)。
  1. フェイルオーバーDR計画を実行します。
    1. Oracle Cloud Infrastructureコンソールにログインします。
    2. スタンバイDR保護グループに移動します。
    3. 「プラン」をクリックし、チェックするプランをクリックします。
    4. 「計画の実行」をクリックします。
    5. Oracle Cloud Infrastructureコンソールで進行状況をモニターします。
      各ステップのログを表示できます。フェイルオーバー計画の完了後、次のステップに進みます。
  2. プライマリ・リージョンが再度使用可能になったら、フェイルオーバー後のステップを実行して、今後のスイッチバックのためにDRシステムを手動でリセットします。
    1. Oracle WebLogicプロセスが稼働している場合は、古いプライマリで停止します。
    2. 新しいスタンバイ・データベースでOracle Data Guardの回復操作を実行します。
      OCIコンソールの「データベース・システム」ページを使用して、状態がOCIコンソールで一貫して更新されるようにします。
    3. ブロック・ボリュームDRレプリカに基づくモデルの場合は、次を実行します:
      1. 新しいプライマリ・ブロック・ボリューム・グループでリージョン間レプリケーションを有効にします。
      2. 古いプライマリ・システムのブロック・ボリュームをアンマウントおよびデタッチします。
      3. 古いプライマリDR保護グループ定義からボリュームグループをメンバーとして削除します。
      4. 古いプライマリ・システムの未使用のブロック・ボリュームおよびボリューム・グループを終了します。
      5. DR保護グループのコンピュート・インスタンス・メンバーの「ブロック・ボリューム」タブのプロパティは失効する可能性があるため、更新します。

詳細は、フェイルオーバー後のDR構成のリセットを参照してください。