リスナーおよびSQLNet.ora
の構成
Oracle Database Exadata Cloud ServiceおよびオンプレミスOracle Exadata Database Machineのすべてのノードでリスナーを構成します。
SQL Net.Oraの構成
sqlnet.ora
ファイルを構成し、Gridホームを含むプライマリおよびスタンバイExadataインスタンスのすべてのノードにコピーします。SQLNET.ora構成は、オンプレミスのOracle Exadata Database MachineおよびOracle Database Exadata Cloud Serviceに存在する必要があります。
次に、ノード間の値のスナップショットを示します。
ウォレット・ファイルの場所は、プライマリとスタンバイの両方のExadataインスタンスのSQLNet.oraファイルに存在する必要があります。SQLNET.ora
ファイルに改行または空白がないことを確認します。
すべてのノードでのインスタンス名およびデータベース名の更新
プライマリのオンプレミスExadataおよびスタンバイOracle Database Exadata Cloud Serviceのすべてのノードで、tnsnames.ora
ファイルのインスタンスおよびデータベース名を変更します。各データベースのエントリは、適切なredo
転送のために、プライマリとスタンバイの両方のtnsnames.ora
ファイルに必要です。
この例では
- DB1:プライマリオンプレミスOracle Exadata Database Machine DB名
- db11:ノード1のデータベース・インスタンス名
- db12:ノード2のデータベース・インスタンス名
- DB1_phx3g7:一意のOracle Database Exadata Cloud Serviceインスタンス名。
- DB11:ノード1のOracle Database Exadata Cloud Serviceインスタンス名1
- DB12:ノード2のOracle Database Exadata Cloud Serviceインスタンス名2
プライマリ・データベースのオンプレミスのtnsnames.ora
ファイルにHOSTのサーバー名を含むTNSエントリがある場合は、かわりにホストのIPアドレスを使用するようにそのエントリのサーバー名を変更します。サーバー名をIPアドレスに解決するためのオンプレミス環境とクラウド環境の間にDNSがないため、IPアドレスが使用されます。
Oracle Real Application Clusters (Oracle RAC)構成ではスキャン・リスナー名を解決できないため、すべてのノードをリストするアドレス・リストを使用する必要があります。これらは後で追加されます。初期インスタンスでは、Oracle Recovery Manager (RMAN)が常に同じノードに接続していることを確認するために、TNSエントリ内のIPのみをリストする必要があります
次の例を使用して、構成に関連する値を置き換えます。