この図は、サイト間VPNを使用するオンプレミス管理者、またはインターネット・ゲートウェイを使用するFastConnectを使用してOCIリージョンにアクセスする管理者を示しています。
OCIリージョンには、本番VCNが含まれます。このVCN内には、2つのロード・バランサ(アクティブとスタンバイ)を含むプライベート・サブネット(ロード・バランサ層)があります。インターネット・ゲートウェイからのトラフィックがこのプライベート・サブネットに入り、トラフィックがロード・バランシングされます。ロード・バランシング層は、2つの可用性ドメイン(1つのアクティブ・ドメインと1つのスタンバイ・ドメイン)に分割されます。
2つの可用性ドメインはほぼ同じです。各可用性ドメインには、2つのフォルト・ドメインと3つのプライベート・サブネット(Web層、アプリケーション層およびデータベース層)が含まれます。
Web層の最初のフォルト・ドメインには、2つのIBM Sterling Order Management Webサービスが含まれています。アクティブ可用性ドメインの2番目のフォルト・ドメインには1つのWebサービスのみが含まれ、スタンバイ可用性ドメインには2番目のフォルト・ドメインにWebサービスはありません。
アプリケーション層では、各フォルト・ドメインに3つのIBM Sterling Order Managementアプリケーション・サービスがあります。
データベース層には1つのOracle Exadata Databaseサービスが含まれ、本番データベースはアクティブな可用性ドメインに存在し、非本番スタンバイ・データベースは障害時リカバリのためにスタンバイ可用性ドメインにあります。
アプリケーションおよびデータベースのバックアップが含まれ、Oracle Cloud Infrastructure Object Storageに接続するサービス・ゲートウェイが本番VCN内にあります。