この図は、Oracle Cloud ERPで使用するために、サードパーティ・ソースから大規模なデータ・ファイルをインポートおよび変換するためのオーケストレーション・パターンを示しています。オーケストレーションは、7つのステージに分割された線形プロセスです。

  1. アダプタは、既存のFTP接続を使用してFTPサーバーからトリガー・ファイルを読み取ります。
  2. マップは、ファイルベース・データ・インポート(FBDI)ファイルの場所とスキーマを識別します。アダプタは、ファイルをOracle Integrationにコピーし、ファイル名と場所の値を割り当てます。
  3. ステージ・ファイル・アクションを含む外側のループは各データファイルを反復処理しますが、内側のループは、指定されたファイルの各レコードを反復処理して、対応するフォーマット済ファイルの数を識別し、作成します。マップおよびステージング・ファイル・アクションでは、個々のファイルのディレクトリが作成されます。
  4. ステージ・ファイル・アクションでは、使用可能なフォーマット済ファイルを識別するリスト・ファイルが作成され、それらの値が使用のために割り当てられます。
  5. ループは、リストファイルを繰り返し処理し、個々のデータファイルとそれに対応するプロパティー(マニフェスト)ファイルの割り当てとマッピングを行います。ステージ・ファイル・アクションによってファイルが作成され、アダプタ・アクションによって結果ファイルがステージングされます。
  6. マップおよびアダプタ・アクションは、アーカイブまたは再利用のためにコンポジットZIPファイルをFTPの場所に書き込みます。
  7. マップおよびアダプタ・アクションは、アーカイブまたは再利用のためにトリガー・ファイルをFTPの場所に書き込みます。