この図は、オンプレミスおよびOracle Cloud Infrastructure (OCI)の2つのMiQデータ抽出インスタンスからの簡略化されたデータ・フローを示しています。
OCIリージョンには次のものが含まれます。
- Oracle Container Engine for Kubernetesで実行され、変換プロセス、機械学習分析およびWeb/モバイル・アクション・インタフェースを構成するSLiQアプリケーション。
- Oracle Cloud Infrastructure Object StorageおよびAutonomous Databaseを使用したデータ・ストア
- データ抽出のためのMiQのインスタンス
小売管理システムは、在庫管理および監視データを定期的に収集し、MiQに渡します。データ・フローは、MiQがオンプレミスにデプロイされているかクラウドにデプロイされているかに応じて、2つのわずかに異なるパスに沿って行われます。
- オンプレミスのMiQインスタンスの場合:
- オンプレミスのMiQインスタンスは、小売管理システム(RMS)からデータを抽出します。
- MiQは、REST APIを使用して、OCIで実行されているSLiQアプリケーションにデータを送信します。
- SLiQはデータを変換します。
- クラウド内のMiQインスタンスの場合:
- 小売管理システム(RMS)からのデータはETL(抽出、変換、ロード)を受けます。
- データはOracle Cloud Infrastructure Object Storageに格納されます。
- OCI上のMiQインスタンスはデータを抽出します。
- データは、変換されるOCI上のSLiQアプリケーションに送信されます。
- SLiQは、このデータをAutonomous Databaseにロードします。
- SLiQは、Autonomous Databaseのデータを問い合せます。
- 機械学習分析では、Autonomous Databaseのデータが使用されます。
- 機械学習はモデルをトレーニングし、在庫イベントを予測して推奨を行います。
- 結果は、モバイル・デバイスで結果にアクセスした小売従業員に送り返されます。
- 小売業の従業員には、在庫を保管する棚や補充する時期など、実践可能なインサイトが提供されます。
- 従業員はインサイトに基づいて行動し、商品が在庫室や倉庫に座っている時間を最小限に抑えます。