監視
管理対象インスタンス、ペイロードおよびネットワーク・トラフィックを監視します。
ペイロードおよびネットワーク・トラフィックの場合、JMSはエージェント・ソフトウェア(JMSプラグイン)を使用してホストから情報を収集します。エージェントは、収集された情報をホストから顧客所有のOCIロギング・オブジェクトに送信します。JMSは、OCIロギング・サービスのカスタム・ログ・オブジェクトからこの情報を読み取り、それをインサイトに変換して、ホスト上のJavaワークロードを最適化するための意思決定を行うことができます。
管理対象インスタンスのモニター
フリートへのデプロイメントおよび登録が成功すると、JMSプラグインは、管理対象インスタンスに存在するJavaランタイムの検出およびJavaアプリケーションの実行を開始します。
ペイロードおよびネットワーク・トラフィックの監視
JMSエージェントによって顧客ホストから抽出される情報の範囲とサイズを次に示します。
顧客ホストから漏洩した情報の範囲
基本的な機能の場合、JMSエージェントはホスト・マシンから(常にHTTPSを介して)次の情報を収集および抽出します。
- オペレーティング・システムの詳細など、ホスト・マシンに関する基本データ
- Javaランタイム使用状況レポート中に検出されたJVM呼出しに関するデータ
- Javaランタイム検出スキャン中に検出されたJVMに関するデータ
フリート・エージェント設定のスキャン頻度を調整することで、データ・エクスポート(ネットワーク・ロード)の頻度を制御できます。
JMSエージェントは、OCIロギング・カスタム・ログ・オブジェクトAPIに書き込むことで、ホストから情報を抽出します。
顧客ホストから流出した情報のサイズ
ホストマシンから排出されるデータの量は、ネットワーク負荷に直接影響する次の要因によって異なります。
- ホストで起動されるJavaアプリケーションの数
- ホストで検出されたJavaランタイムの数
- JMSフリート・エージェント設定で構成されたスキャン頻度
ノート:
OCIロギング・サービス・インベントリ・ログを介してJMSに送信されるデータでは、ストレージ・コストが発生します。原価見積は、Oracle CloudのCost Estimatorをご覧ください。