このイメージには、それ自体に3つのフォルト・ドメイン、フォルト・ドメイン1、フォルト・ドメイン2およびフォルト・ドメイン3を含む1つの可用性ドメインを含むOracle Cloud Infrastructureリージョンが含まれています。リージョン内の仮想クラウド・ネットワーク(VCN)は、可用性ドメインと3つのフォルト・ドメインすべてにわたります。VCNにはサブネットのスタックが含まれます。スタックの最上部はパブリック・サブネットであり、その下に3つのプライベート・サブネットがあります。これらのサブネットはすべて、3つのフォルト・ドメインにまたがります。モニタリング、監査およびアイデンティティ・サービスは、リージョン内に提供されますが、VCNの外部にあります。

4つのサブネットは、次に示すように割り当てられます。
  • パブリック・サブネットにはロード・バランサ層が含まれており、フォルト・ドメイン1にはアクティブなロード・バランサが含まれ、フォルト・ドメイン2にはパッシブ・ロード・バランサが含まれます。VCNからのこの層へのトラフィックは、セキュリティ・リストおよびルーティング表によって制御されます。
  • ロード・バランサ層サブネットの下には、Webサーバー層を含むプライベート・サブネットがあり、2つのMagento Webサーバー(各フォルト・ドメイン1および2に1つ)で構成されています。
  • その下には、プライベート・サブネットにファイル・ストレージ層が含まれており、フォルト・ドメイン2にネットワーク・ファイル・ストレージ(NFS)があります。この層へのアクセスは、ネットワーク・セキュリティ・グループ(NSG)によって制御されます。
  • 下部のプライベート・サブネットには、3つのフォルト・ドメインそれぞれに1つずつ、3つのMySQLデータベース・システムが含まれています。フォルト・ドメイン1のDBシステムはプライマリで、他の2つはセカンダリです。VCNからのこの層へのトラフィックは、セキュリティ・リストおよびルーティング表によって制御されます。

リージョンの外部のユーザーは、インターネット・ゲートウェイを介してロード・バランサ層にアクセスします。その後、ロード・バランサは、フォルト・ドメイン1または2の使用可能なMagento Webサーバーにトラフィックを転送します。また、これらのサーバーは、プライベート・サブネットのMsSQLデータベース・システムからデータを取得し、ネットワーク・ファイル・サービスとデータを交換します。