Amazon DynamoDBからOracle NoSQL Database Cloud Serviceへのデータの移行
Oracle NoSQL Database Migratorを使用して、Amazon DynamoDBからOracle NoSQL Database Cloud Serviceにデータを移行するには、次の2つのオプションがあります:
- Oracle NoSQLデフォルト・スキーマの使用
- カスタム・スキーマの使用
どちらのオプションにも、ソース・ファイルとターゲット・データベース(シンク)に関する情報を含む構成JSONファイルが必要です。どちらのシナリオでも、ソースはAmazon S3オブジェクト・ストレージに格納されているAmazon DynamoDB形式のJSONファイルですが、ターゲットはOracle NoSQL Database Cloud Serviceデータベースです。Amazon DynamoDBはスキーマレス・データベースであるため、Oracle NoSQLデフォルト・スキーマを使用して移行することをお薦めします。
Oracle NoSQLデフォルト・スキーマを使用したデータの移行
デフォルト・スキーマを使用して移行する場合、パーティション・キー、ソート・キー(オプション)およびドキュメントという2つまたは3つの列を使用して新しいOracle NoSQL Database Cloud Service表が作成されます。パーティション・キーおよびソート・キーは、Amazon DynamoDB表からOracle NoSQL Database Cloud Service表に移行されます。残りのAmazon DynamoDB属性は、ドキュメント列でJSON形式で集計されます。
次のステップでは、Oracle NoSQLデフォルト・スキーマを使用してデータを移行する方法について説明します。
カスタム・スキーマを使用したデータの移行
カスタム・スキーマを使用して移行する場合、Oracle NoSQL Database Cloud Service表データ定義言語(DDL)を使用して、新しいOracle NoSQL Database Cloud Service表をAmazon DynamoDB表のスキーマと同様の方法で定義する必要があります。新しい表の属性名およびタイプは、Amazon DynamoDB表の属性名およびタイプと同じである必要があります。パーティション・キーとソート・キーにはそれぞれ2048バイトと1024バイトの制限がありますが、Oracle NoSQL Database Cloud Serviceではこれらのキーは64バイトに制限されています。