ユーザーおよび環境の構成
移行リポジトリは、移行プロセスで収集および変換されたメタデータを格納するデータベース・スキーマです。
移行リポジトリの作成
Microsoft SQL ServerデータベースをOracleに変換するには、必要なリポジトリ表およびPL/SQLパッケージを格納するリポジトリを作成し、mwrepユーザーへのSQL Developer接続を作成します。
Microsoft SQL Serverデータベースのスナップショットの取得
SQL Developer移行ウィザードを使用して、Microsoft SQL Serverデータベースのメタデータとデータを含むスナップショットを取得します。
この例では、ソースSQL Serverは、AdventureWorks (OLTP DB)およびAdventureWorksDW (Oracle Autonomous Data Warehouse)の2つのサンプル・データベースとともにデプロイされます。これらのサンプル・データベースは、Microsoft SQL Server Github repoからダウンロードできます。
オフライン移行の一環として、MS SQL Serverに接続されたすべてのアプリケーションを停止するか、SQL ServerデータベースをReadOnlyモードに切り替えて、データベースの一貫した状態を取得することをお薦めします。
移行が完了し、SQL Developerにmaster.sqlファイルがロードされると、Migration actions have successfully completedというポップアップ・メッセージが表示されます。オブジェクトやデータは、SQL Developerを使用して自律型データベースにロードおよび移行されます。
Oracle Databaseオブジェクトの作成
sqlplusコマンドラインを使用してsqlスクリプトを実行し、Oracle Autonomous DatabaseでSQL Server変換済オブジェクトを作成できます。
- 必要な出力について「生成済スクリプト・ディレクトリ」を確認します。
sql developerまたはストレートsqlplusコマンドライン・インタフェースを使用してmaster.sqlスクリプトを実行して、Oracle Autonomous DatabaseでSQL Server変換されたオブジェクトを作成します。- SQL Developerを使用してOracle Autonomous DatabaseでSQL Server変換済オブジェクトを作成するには、
master.sqlスクリプトを実行します。- 右側のアイコンのドロップダウンから
admin_adbを選択します。次に、「スクリプトの実行」(F5)をクリックします。 - (オプション)次のSQL問合せを実行して、変換プロセスの結果として作成された新しいOracleスキーマを表示します。
SQL> select * from dba_users where created > sysdate - 1;
- 右側のアイコンのドロップダウンから
sqlplusコマンドラインを使用してOracle Autonomous DatabaseでSQL Server変換オブジェクトを作成するには:master.sqlを実行して、メタデータおよびスキーマ構造を作成します。$ sqlplus admin/[password]@atpdb_tp @master.sqlreportallstatus.sql.を実行してスキーマ検証ステータス・レポートを作成します$ sqlplus admin/{password]@atpdb_tp @reportallstatus.sqlこれにより、スキーマごとに出力ファイルが生成されます(この場合、7つのログ・ファイル)。エラーがなく、すべてのオブジェクトにVALIDステータスが表示されていることを確認します。
- SQL Developerを使用してOracle Autonomous DatabaseでSQL Server変換済オブジェクトを作成するには、
- 注意事項
- SALES_ADVENTUREWORKS
- PERSON_ADVENTUREWORKS
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- EMULATION
- HUMANRESOURCES_ADVENTUREWORKS
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