Terraformモジュールの構成

このソリューションのTerraformコードはモジュールに編成され、各モジュールにはターゲット・トポロジの特定のコンポーネントのリソースが含まれます。

Terraform構成ファイルにクラウド・リソースをコーディングすると、トポロジ全体を迅速にプロビジョニングし、リソースを効率的に管理できます。ファイルは、現在または将来の新しい環境の迅速な設定に使用できる再利用可能なモジュールとして設計されています。

Terraformコードの最上位レベルには、次のディレクトリとファイルが含まれています。

Terraformモジュールの構成を開始する前に、次の情報を準備します。

テナンシのOCID。
テナンシのOCIDは、Oracle Cloud Infrastructure Webコンソールで確認できます。「サービス」メニューから「管理」を選択し、「テナント詳細」をクリックします。
TerraformがOracle Cloud Infrastructureでの認証に使用するユーザーのOCID。
ユーザーのOCIDを検索するには、サービス・メニューから「アイデンティティ」を選択し、次に「ユーザー」を選択します。リストでユーザー名を見つけ、OCIDをコピーします。
リソースを作成するコンパートメントのOCID。
コンパートメントのOCIDを検索するには、サービス・メニューから「アイデンティティ」を選択し、次に「コンパートメント」を選択します。リストで必要なコンパートメントを見つけ、OCIDをコピーします。
リソースを作成するリージョンのID。
たとえば、米国東部(アッシュバーン)リージョンのIDはus-ashburn-1です。

リージョンおよび可用性ドメインを参照してください。
要塞ホストおよび管理ホストに使用するコンピュート・シェイプ。
コンピュート・シェイプを参照してください。

このソリューションのTerraformコードは、GitHubで入手できます。

TerraformがOracle Cloud Infrastructureテナンシに接続するために必要なパラメータを指定します。また、要塞ホストのネットワーク・パラメータおよび特定の属性も指定します。

プレーン・テキスト・エディタでterraform.tfvarsファイルを作成し、変数の値を次のように設定します。

VARIABLE	説明
`tenancy_id` (必須)	テナンシのOCID。
`compartment_id` (必須)	リソースを作成するコンパートメントのOCID。
`region`	インフラストラクチャをデプロイするリージョンID。
`ssh_public_key_path`	SSHを使用したインスタンスへの接続に使用される公開キーの文字列コンテンツ。
`atp_db_name`	Autonomous Transaction Processingデータベースに付ける名前。
`atp_name`	データベースを含むAutonomous Transaction Processingデータベース・システムに付ける名前。
`numberOfNodes`	プロビジョニングするApache Tomcatサーバーの数
`user_ocid`	ユーザーのOCID (user_ocid)。
`fingerprint`	使用されるキー・ペアのフィンガープリント(finger_print)。
`private_key_path`	コンピュータに格納されている秘密キーのパス(ファイル名を含む)。