一般的なモニタリング・タスクの実行
事前構成済のダッシュボードは、システムおよびプロセスの監視と、修正処理の理解のためのエントリ・ポイントです。
次の問題を特定して理解するのに役立つダッシュボードを利用してください。
- アプリケーション・サーバーまたはデータベースが使用不可になります
- システム・リソースを使用できるかどうかは、システム・パフォーマンスに影響します
- 1つ以上のコンカレント・プロセスがエラー状態です
システムの可用性の監視
Oracle E-Business Suiteダッシュボードを使用して、システムの可用性を確認し、アラートを迅速に識別します。アラート・ページでは、特定のアラートに関する詳細情報を表示できます。
次の手順では、ダッシュボードとアラートを使用して、サーバー障害の状態を理解する方法を示します。
- 左側のパネルの「ダッシュボード」をクリックし、「EBS監視ダッシュボード」をクリックします。エンティティのステータスと関連するアラートをメモします。グラフ内の領域の上にカーソルを置くと、グラフ要素に関する追加情報が表示されます。
- アラートの詳細を表示するには、左パネルの「アラート」をクリックします。
「アラート」ページには、すべてのアラートの履歴が表示されます。フィルタおよび検索オプションを使用して、結果をアラートの特定のセットに絞り込みます。たとえば、重大度タイプとして「致命的」を選択し、エンティティ名の一部(WebLogicなど)を入力すると、一致するエンティティ名に関連する致命的エラーが表示されます。
- 「メッセージ」列のリンク・テキストをクリックして、アラート・メッセージに関する追加情報を取得します。
- メッセージ・ウィンドウの「詳細を表示」リンクをクリックすると、アラート・メッセージの詳細情報が表示されます。
- アラート詳細ページでは、グラフと可用性に関する情報が提供されます。タイム・スケールを調整して、より長いまたは短い期間の傾向を確認できます。
リソース使用率の監視
Oracle E-Business Suiteダッシュボードを使用すると、システム・アラートを迅速に特定し、追加のアラートおよびログ情報にアクセスできます。
次の手順では、ダッシュボードおよびログ分析を使用して、データベースの高速リカバリ領域(FRA)に不十分なファイル領域に関する重要なアラートに関連するログ情報を特定する方法を示します。
- 左側のパネルの「ダッシュボード」をクリックし、「EBS監視ダッシュボード」をクリックします。
- ダッシュボードで「エンティティ・ステータス」および「アラート」表示を見つけ、リストをスクロールして目的のエンティティまたはアラートを特定します。エンティティ名にカーソルを合せてエンティティとアラートに関するポップアップ情報を表示し、「詳細の表示」アイコンをクリックします。
- 開くウィンドウには、アラートなど、エンティティに関する情報のペインが複数表示されます。必要に応じて情報を確認し、「アラート」ペインで、「開く」をクリックし、続いて「Log Analytics」を選択します。
- 「Log Analytics」ウィンドウには、アラートまたはアラートに関するログ傾向のヒストグラムが表示されます。ログ・エントリをタイプ別にグループ化するには、ビジュアライゼーション・タイプとして「クラスタ」を選択します。
- 結果を絞り込むと、「潜在的な問題」をクリックして、潜在的な問題のログ・エントリが表示されます。
同時プロセスのモニター
Oracle E-Business Suiteダッシュボードを使用すると、プロセスの負荷やプロセスのボトルネックが迅速に特定されます。
次の手順では、ダッシュボードとログ・エクスプローラを使用して、同時プロセス・ロードに関連するログ情報を検索する方法を示します。
- 「コンカレント要求別上位プログラム」表示を探します。プログラム名にカーソルを合せると、プログラムとそのコンカレント要求に関するポップアップ情報が表示されます。
- 特定のプログラムのログ・データを特定の時点で表示するには、表示内のデータをクリックします。特定の時間範囲のログ・データを表示するには、データをクリックしてドラッグします。
- 問題のある領域を示すログ・エントリをすばやく表示するには、「問題のログのみ表示」を選択します。
- エラーIDに基づいて特定のエラー・メッセージを簡単に検索する手順は、次のとおりです。
- 「フィールド」ペインで「その他」をクリックし、「エラーID」を選択します。
- 現在のログ・データ範囲にあるエラーIdのリスト(29283など)からエラーidを選択します。次に、「適用」をクリックします。
