Terraform実行環境の構成
Terraform実行環境には、フォルダのレイアウトおよび複数層ネットワーク・トポロジの構築に必要なTerraform構成ファイルが含まれます。
Terraform実行環境について
Terraform実行環境のレイアウトは、モジュール性と将来の増加を目的として設計されています。
Terraform構成が含まれるディレクトリとファイルによって、実行環境が構成されます。各サブディレクトリはTerraformモジュールを表しています。サブディレクトリが、リソースの再利用可能なライブラリを構成します。
次のディレクトリ構造は、このソリューションで構築する実行環境を表します。

図local_directory_structure.pngの説明
構成全体は、任意の名前を持つルート・ディレクトリ内にあります。開始するときは、このディレクトリは空である必要があります。
構成の作成後、ルート・ディレクトリには次のディレクトリおよびファイルが含まれます。
compartments
ディレクトリには、区分の構成パラメータが含まれます。iam
ディレクトリには、ポリシーおよびグループの構成パラメータが格納されます。vcn
ディレクトリには、仮想クラウド・ネットワークおよびゲートウェイの構成パラメータが含まれます。- ルート・ディレクトリには次のファイルがあります。
datasources.tf
によって、リージョン内の可用性ドメインの数が決定され、名前が取得されます。provider.tf
は、使用するTerraformプロバイダのパラメータを定義します。root.tf
は、Terraformが実行するモジュールを定義します。terraform.tvars
は、Terraformに渡す変数の値を定義します。variables.tf
構成内のモジュールが使用する変数を宣言します。