この図は、Coltバックボーンで接続された2つのクラウド・プロバイダ(OCIおよびAWS)を持つマルチクラウド環境を示しています。

OCIクラウドには、3つの可用性ドメインを含むリージョンがあります。リージョン内には、オブジェクト・ストレージ・バケットとVCNがあります。VCNには動的ルーティング・ゲートウェイが含まれ、可用性ドメインにまたがるサブネットが含まれます。サブネットには次のものが含まれます。

• 最初の可用性ドメインのスタンバイOracle Database。
• 2番目の可用性ドメイン内のFSFOのバックアップ・オブザーバ。
• 3番目の可用性ドメインのスタンバイOracle Database。

最初の可用性ドメインのスタンバイOracle Databaseでは、VCNの外部にあるオブジェクト・ストレージにデータをバックアップします。

AWSクラウドはOCIクラウドをミラーリングするため、いくつかの違いがあります。AWSクラウドには、3つの可用性ゾーンを含むリージョンがあります。リージョン内には、直接接続ゲートウェイ、AWS Transit Gateway、S3バケットおよびVPCがあります。VPCには、可用性ゾーンにまたがるサブネットが含まれます。サブネットには次のものが含まれます。

• 最初の可用性ゾーンのプライマリOracle Database。
• 2番目の可用性ゾーンのFSFO用のマスター・オブザーバ。
• 3番目の可用性ゾーンのスタンバイOracle Database。

3番目の可用性ゾーンのスタンバイOracle Databaseは、VPCの外部にあるS3バケットにデータをバックアップします。

2つのクラウド・リージョンの間には、Coltバックボーンがあります。これには、4つのColt IPゲートウェイと4つのColt Circuit On- rampsが含まれます。

OCIリージョンは、動的ルーティング・ゲートウェイを介してColtバックボーンに接続し、Oracle FastConnectおよびパートナ・インターコネクト(L3/Ethernet + BGP)を使用してColt Circuit On- rampに接続します。オンランプはColt IP Gatewayに接続し、Colt Global Backboneに接続します。OCIからColtへの2つのパラレル接続があり、どちらもその構造を使用します。

AWSリージョンは、AWSトランジット・ゲートウェイを介してColtバックボーンに接続し、次にDirect Connectゲートウェイに接続します。Direct Connectゲートウェイでは、AWS Direct Connect Transit VIFおよびパートナ・インターコネクト(L3/Ethernet + BGP)を使用して、Colt Circuit On- rampに接続します。オンランプはColt IP Gatewayに接続し、Colt Global Backboneに接続します。AWSからColtへの2つのパラレル接続があり、どちらもその構造を使用します。