この図は、OCIのネットワークを設定するための完全なアーキテクチャ図を示しています。

OCIテナンシには、米国西部(フェニックス)のプライマリ・リージョンと米国東部(アッシュバーン)のセカンダリ・リージョンの2つのリージョンが表示されます。2つのリージョンは、リモート・ピアリングとオンプレミス・データ・センターとも相互に接続します。

各リージョンのVCNにはサービス・ゲートウェイが含まれます

プライマリ・リージョンUS西部(フェニックス)リージョン

2つのパブリック・サブネットと2つのプライベート・サブネットをホストするIPアドレス10.0.0.0/16を持つ単一のVCNをホストします。Bastionサーバーは1つのパブリック・サブネットにあり、他のパブリック・サブネットのロード・バランサとともにインターネット・ゲートウェイに接続します。2つのプライベート・サブネットはNATゲートウェイに接続されています。

最初のプライベート・サブネットは、2つのアプリケーション・サーバーとファイル・ストレージをホストします。File Storageでは、スクリプト化されたレプリケーションとUS Eastリージョンのファイル・ストレージが使用されます。

2番目のプライベート・サブネットは、Active Data Guardを使用して米国東部リージョンのスタンバイ・データベースに接続し、スケジュールされたリストア用に設定されているプライマリ・データベースをホストします。

米国西部リージョンと米国東部リージョンでは、どちらもブート・ボリュームとブロック・ボリュームをホストしています。ボリューム・バックアップとブート・ボリュームの2つのリージョン間にボリューム・バックアップ・コピーを設定します。

また、米国東部リージョンのオブジェクト・ストレージでポリシーベースのレプリケーションを使用するオブジェクト・ストレージも含まれています。

スタンバイ・リージョンUS東部(アッシュバーン)リージョン

IPアドレス192.168.0.0/16の単一のVCNをホストします。

米国東部リージョンは、米国西部リージョンのコンポーネント・アーキテクチャをレプリケートしますが、リストアおよびレプリケーション機能を含みます。各リージョンには、DNSに接続するインターネット・ゲートウェイが含まれます。これには、ボリューム・バックアップとブート・ボリュームおよびブロック・ボリューム間のスタンバイ・データベースおよびスケジュール済リストアが含まれます。