ストレージソリューションの決定
- データを最も効率的なストレージ・ソリューションと一致させる
最適なパフォーマンスとコスト効率に優れたソリューションを実現するために、データをプロファイリングして分類し、ストレージに関する適切な決定を下すことができます。これには、実際のアクセス要件、頻度および形式の理解が含まれます。
- コンピューティングだけでなく、ストレージに関するメトリックも収集
データ主導型の意思決定のための使用状況メトリックの収集は、最高のパフォーマンスとコスト最適化を実現するために、データにとって非常に重要です。レイテンシ、帯域幅および永続性の要件が変動し、すべてがデータの最適な状態の決定に貢献します。
- データ・ソリューションへの権限の最小化の原則の適用
悪意のあるアクターからデータを保護することに加えて、悪意のないアクターが不要な負荷をストレージ・ソリューションに追加しないようにすることで、パフォーマンスが向上し、コストが削減されます。
アプリケーション記憶域の特性と要件の理解
クラウド・アーキテクト、アプリケーション・アーキテクト
使用可能なストレージ・オプションの評価
クラウド・アーキテクト、インフラストラクチャ・アーキテクト
Object Storageは、非常に大量のデータを永続的な方法で格納する場合や、ブロック・ボリュームよりも低コストで長期間のアーカイブ用のデータを格納する場合に最適です。ただし、アプリケーションがオブジェクト・ストレージ・インタフェースと対話できる必要があります。
使用可能な様々な記憶域オプションおよび構成を理解します。使用可能な記憶域オプションを、次に示します。
- Oracle Cloud InfrastructureローカルNVMeディスク
Oracle Cloud Infrastructureのインスタンスのシェイプによっては、ローカルにアタッチされたNVMeデバイスが含まれます。このようなデバイスによって、レイテンシが非常に低くパフォーマンスが高いブロック・ストレージがもたらされます。これらのデバイスはいかなる方法でもOracle Cloud Infrastructureによって保護されていません。ご使用のインスタンスにローカルにインストールされた個々のデバイスです。これらのデバイス上のデータの耐久性を保護および管理するのはユーザーの責任です。
- Oracle Cloud Infrastructure Block Volumesこのサービスを使用すると、ブロック・ストレージ・ボリュームを動的にプロビジョニングおよび管理できます。すべてのボリュームに耐久性が組み込まれており、単一AD内の冗長ハードウェア上で実行されます。これは、データをオブジェクト・ストレージにバックアップするための統合機能を提供します。バックアップは、ビジネスの継続性およびディザスタ・リカバリに使用できます。
ノート:
ブロック・ボリュームはネットワークにアタッチされ、そのネットワーク帯域幅使用量は、選択したコンピュート・インスタンス・タイプのプロビジョニングされた帯域幅制限全体にカウントされます。 - Oracle Cloud Infrastructure File Storage
このサービスは、永続的でスケーラブルなエンタープライズ規模のネットワーク・ファイル・システムを提供する共有ファイル・システムです。データは、各可用性ドメイン内で永続性のためにレプリケートされます。
- Oracle Cloud Infrastructure Object Storage
このサービスは、非構造化データに対して、高耐久性と可用性(複数ADリージョン内の複数のAD間および単一ADリージョン内の複数のFD間)、インターネット・スケールおよび高パフォーマンスのストレージを提供します。データへのアクセス頻度(標準およびアーカイブ・データ層)に基づいて、2つの層を使用できます。
ワークロードが変化した場合のストレージ・ソリューションの変更または調整
クラウド・アーキテクト、インフラストラクチャ・アーキテクト