データのレプリケート
- 障害時リカバリ
- 移行
- 事業拡張
レプリケーションはバックアップを補完するものであり、置換するものではありません。バックアップでは、以前のバージョンのボリュームまたはボリューム・グループに戻ることができるボリュームのポイントインタイム・スナップショットが提供される場合、repliasでは現在のバージョンのデータが提供されます。
ブート・ボリュームおよびブロック・ボリュームのレプリケーション
セキュリティ・アーキテクト、クラウド・オペレーション・マネージャー、クラウド・アーキテクト
Block Volumeでは、次の2種類のレプリケーションがサポートされています。
- クロス・リージョン: リージョン間のレプリケーションに使用されます。
- クロス可用性ドメイン: 同じリージョン内の可用性ドメイン間のレプリケーションに使用されます。この機能を使用すれば、ボリューム・バックアップやボリューム・グループ・バックアップを行わずに、次のシナリオがサポートされます:
- 障害時リカバリ
- 移行
- 事業拡張
レプリケーション機能は、バックアップ機能を補完するものであり、代替する機能ではありません。バックアップでは、ボリュームのポイントインタイム・スナップショットが提供され、これを使用して以前のバージョンのボリュームまたはボリューム・グループに戻ることができます。レプリカでは、最新バージョンのデータが提供されます。
ボリュームまたはボリューム・グループのレプリケーションを有効にすると、ソースからレプリカへのデータの初期同期がプロセスに含まれます。ボリューム・サイズおよびボリュームに書き込まれるデータ量によっては、この同期に時間がかかる場合があります。初期同期プロセスの完了後、レプリケーション・プロセスは継続して行われます(一般的なリカバリ・ポイント目標(RPO)のターゲット・レートはリージョン間のレプリケーションで30分未満ですが、RPOは変わる可能性があります)。
ファイル・ストレージ・レプリケーション
Cloud Architect、Cloud Operations Manager、Security Architect
この機能は、重要なビジネス・データを保護し、コンプライアンス要件に準拠するためにディザスタ・リカバリ・ソリューションを必要とする多くのお客様にとって重要です。File Storageレプリケーションでは、レプリケーションおよびディザスタ・リカバリ・アーキテクチャの構成要素としてスナップショットおよびクローンが使用されます。
Object Storageレプリケーション
Cloud Architect、Cloud Operations Manager、Security Architect
オブジェクト・ストレージのレプリケーションを有効にするには、レプリケーションの宛先であるリージョンおよびバケットを識別するレプリケーション・ポリシーをソース・バケットに作成する必要があります。レプリケーション・ポリシーを作成すると、宛先バケットは読取り専用になり、ソース・バケットからのレプリケーションによってのみ更新されます。ポリシー作成後にソース・バケットにアップロードされたオブジェクトは、宛先バケットに非同期でレプリケートされます。ポリシー作成後にソース・バケットから削除されたオブジェクトは、宛先バケットから自動的に削除されます。ポリシー作成前にソース・バケットにアップロードされたオブジェクトはレプリケートされません。
Oracle Databaseレプリケーション
Cloud Architect、Cloud Operations Manager、Security Architect
Data Guardは、単純な原則(REDOの送信、REDOの適用)に基づいて動作します。REDOには、Oracle Databaseでデータベース・トランザクションのリカバリに必要なすべての情報が含まれます。