この図は、セキュア・パブリック・サブネットのパブリックVMから、NATゲートウェイを介したネットワーク・ファイアウォールを介したインターネットへの南北アウトバウンド・トラフィック・フローを示しています。これには1つのセキュアVCNが含まれますが、同様に、複数のセキュアVCNを持つことができます。

セキュアVCN (10.10.0.0/16)には、次のコンポーネントが含まれています。
仮想マシンからNAT Gatewayを使用したインターネットへの南北トラフィック・フローは次のとおりです。
  1. ワークロードVM (10.10.0.10)からインターネット宛先(8.8.8.8)に移動するトラフィックは、セキュア・サブネット・ルート表(宛先0.0.0.0/0)を介してルーティングされます。
  2. セキュア・サブネット・ルート表からのトラフィックは、インターネット宛先に基づいてネットワーク・ファイアウォールのIPアドレスに送信されます。
  3. ファイアウォールは、ファイアウォールポリシーに従ってトラフィックを検査および保護します。検査および保護されると、トラフィックはファイアウォール・サブネット・ルート表(宛先0.0.0.0/0)を介してファイアウォールIPアドレスから終了します。
  4. ファイアウォール・サブネット・ルート表は、トラフィックをNAT Gatewayおよびインターネット宛先に送信します。
  5. 戻りトラフィックはインターネットからNATゲートウェイに送信され、各ルート表に対称ルーティングがあるため、同じパスに従います。