1. Oracle Cloud Infrastructure Kubernetes EngineにSiebel CRMを導入
  2. Siebel Cloud Managerの配置と構成

Siebel Cloud Managerの配置と構成

このソリューションでは、OCI Marketplaceで利用可能なSiebel Cloud Managerをデプロイします。

Siebel Cloud Managerのデプロイ:

  1. Oracle Cloud Marketplaceに移動し、最新のSiebel Cloud Managerイメージを選択します。
  2. 適切なコンパートメントを選択し、条件を確認します。確認後、「スタックの起動」をクリックします。

スタック情報を構成します。

  1. スタックの詳細を確認します。必要に応じて、スタック名を更新します。
  2. 「次へ」をクリックして次に進みます。

変数の構成:

  1. 「変数の構成」ページで、次のセクションの詳細を指定します:
    • 一般
    • 権限
    • VCN
    • コンピュート
    • 記憶域
    • キー管理
    • 詳細ネットワーク構成

スタックを確認して作成します。

  1. 構成の詳細を確認し、「作成」をクリックします。

スタック実行の監視:

  1. Siebel Cloud Managerスタックの実行が正常に完了するまで監視します。
    完了したら、「出力」セクションのログで、Siebel Cloud Manager (SCM)、Lift Utility、Shift UtilityのURLを確認します。

Siebelリフト・ユーティリティの構成

Siebel Cloud Managerをデプロイした後、Siebelリフト・ユーティリティをダウンロードして構成します。

Siebelリフト・ユーティリティのダウンロードおよび構成:

  1. Siebel Cloud Managerからsiebelliftutility_container.zipファイルを取得します。
  2. ZIPファイルの内容を抽出します。
  3. コンテナを管理するためのDockerソフトウェアをインストールおよび構成します。

    ノート:

    DockerコンテナでSiebelリフト・ユーティリティを実行してデータベース・アーティファクト(デプロイメント・キット)を生成する場合は、正しいデータベース・クライアントの場所が指定されていることを確認してください。
  4. volumemounts.iniファイルおよびtnsnames.oraファイルを必要な値で更新します。

Siebel Cloud Managerの検証:

  1. WebブラウザからSiebel Cloud ManagerのURLにアクセスして、配置を検証します。

Siebel環境作成用のペイロードを準備します。

  1. 次のセクションを含むJSONペイロードを準備します。
    • Siebelセクション:
      • registry_url
      • siebel_architecture
      • registry_user
      • registry_password
      • database_type
      • industry
    • 「インフラストラクチャ」セクション:
      • gitlab_url
      • gitlab_accesstoken
      • gitlab_selfsigned_cacert
      • siebel_cluster_subnet_ocid
      • siebel_lb_subnet_ocid
      • siebel_private_subnet_ocid
      • siebel_db_subnet_ocid
      • vcn_ocid_of_db_subnet
      • load_balancer_type
    • 「データベース」セクション:
      • db_type
      • db_version
      • db_home_admin_password
      • data_storage_size_in_gbs
      • db_admin_password
    • 「Auth Info」セクション:
      • siebel_admin_username
      • siebel_admin_password
      • default_user_password
      • table_owner_password
      • table_owner_user
      • anonymous_user_password
    • サイズ・セクション:
      • kubernetes_node_shape
      • kubernetes_node_count
      • node_shape_config
      • ses_resource_limits
      • ses_resource_requests
      • cgw_resource_limits
      • cgw_resource_requests
      • sai_resource_limits
      • sai_resource_requests

マスター暗号化キーおよびシークレット用のVaultを作成します。

  1. ボールトを作成して、環境に必要な暗号化キーおよびシークレットを管理します。

ペイロードを実行します。

  1. Postmanなどのツールを使用して、準備されたペイロードを送信します。
    • エンドポイント: POST http://siebelcloudmanager:16690/scm/api/v1.0/environment/
    • 認可: Basic Auth (Username: admin, Password: **************)
    • 本文: RAW JSONペイロード。

環境ビルドをモニターします。

  1. 送信に成功すると、環境IDが生成されます。
  2. OCIコンソールまたは環境ID Endpoint: GET http://localhost:16690/scm/api/v1.0/environment/env_idを使用してGETリクエストを送信して、ビルドをモニターします。または、「スタック」の下のリソース・マネージャを確認します。
  • Siebel環境には、URLを使用してアクセスできます。
  • 3つのワーカー・ノードを持つSiebel OKEクラスタがデプロイされます。
  • Siebelデータベースは、Oracle Base Database Serviceとしてプロビジョニングされます。