認証(Authentication)

ユーザーが自分自身をOracle Cloudに対して認証するには、資格証明が必要です。ユーザーは自分の資格証明を生成およびローテーションできます。また、テナンシのセキュリティ管理者は、テナンシ内の任意のユーザーの資格証明をリセットできます。

ユーザーは次の資格証明を持つことができます。
  • Oracle Cloud InfrastructureのWebコンソールにサインインするためのコンソール・パスワード。
  • APIリクエストを送信するためのAPI署名キー(PEM形式)。
  • サード・パーティApiを使用して認証する認証トークン。

    たとえば、Recovery Manager (RMAN)を使用してDBシステム・データベースをOracle Cloud Infrastructure Object Storageにバックアップする場合、ユーザーはSwiftクライアントを認証するための認証トークンが必要です。

  • Oracle Cloud Infrastructure Object StorageでAmazon S3 Compatibility APIを使用するためのカスタマ・シークレット・キー。
  • 電子メール配信サービスを使用するためのSMTP資格証明。

テナンシのユーザー・アカウントを安全に設定および管理するには、次のコントロールを使用します。

完了? セキュリティ制御と推奨事項
チェック・ボックス Oracle Cloud Infrastructureへのアクセスが必要なユーザーを特定します。
チェック・ボックス 一意かつ複雑なパスワードを使用します。
チェック・ボックス 90日以内にパスワード・ローテーションおよびAPIキー・ローテーションを実行。
チェック・ボックス 資格証明がソフトウェアでハードコードされていないか、ドキュメントにリストされていないことを確認してください。
チェック・ボックス 複数のユーザー間でユーザー・アカウントを共有しないでください。
チェック・ボックス 従業員が組織を離れるときにテナンシ・アクセスをすぐに無効化するメカニズムを実装します。
チェック・ボックス IAMグループのユーザーのメンバーシップを定期的に確認し、アクセス権が必要でないグループからユーザーを削除します。
チェック・ボックス テナンシ管理者資格証明は、緊急作業用ではなく、緊急事態でのみ使用します。
チェック・ボックス 管理者のアクティビティに関する監査ログを定期的にレビューします。
チェック・ボックス マルチファクタ認証(MFA)を使用します。
チェック・ボックス デフォルトのテナンシ管理者によるアクセスの監査ログをモニターし、管理者グループに変更を加えて、不正なアクションについてアラートを送信します。