この図は、Oracle Cloud Infrastructure (OCI)上のOrtobom ERPアーキテクチャを示しています。これには、ERPインスタンスとデータベースを格納するサンパウロのプライマリ・リージョンと、データ・ディザスタ・リカバリを提供するセカンダリ・リージョンの2つのリージョンが含まれます。各17工場のオンプレミス機器は、サイト間仮想プライベート・ネットワーク(VPN)と動的ルーティング・ゲートウェイ(DRG)を使用してプライマリ・リージョンと通信します。
リージョンには次のサービスが含まれます:
- Oracle Cloud Infrastructure Audit
- Oracle Cloud Infrastructure Identity and Access Management
- Oracle Cloud Infrastructureのロギング
- Oracle Cloud Infrastructure Object Storage
- ポリシー
- バックアップ・サービス(プライマリ・リージョンのみ)
プライマリ・リージョンには1つの仮想クラウド・ネットワーク(VCN)と次のゲートウェイが含まれます:
- 動的ルーティング・ゲートウェイ(DRG): DRGに接続されたサイト間VPNを使用して、オンプレミス・ネットワークとVCN間でプライベート接続を提供します。DRGは、リモート・ピアリングのSCN間のトラフィックもルーティングします。
- サービス・ゲートウェイ: VCNは、インターネットを経由せずに、Oracleネットワーク・ファブリック上でオブジェクト・ストレージなどのサービスと通信します。
VCNは3つのサブネットを提供します:
- アプリケーション・プライベート・サブネット: 仮想マシン(VM)インスタンスは、ProtheusインスタンスとOracle Enterprise Managerをホストします。
- Exadataクライアント・プライベート・サブネット: 給与、請求およびコンプライアンス用のOracle Exadata Database Service on Dedicated Infrastructureおよび3つのコンテナ・データベース(CDB)が含まれます。
- Exadata backup private subnet: Oracle Exadata Database Service on Dedicated Infrastructure backup support.
セカンダリ・リージョンには、Oracle Exadata Database Service on Dedicated Infrastructureのセカンダリ・インスタンスを格納するプライベートExadataクライアントおよびExadataバックアップ・サブネットを含む単一のVCNが含まれます。各リージョンのバックアップExadataインスタンスは、Oracle Data Guardによって接続されます。また、オブジェクト・ストレージ内のバックアップはセカンダリ・リージョンにレプリケートされます。