1. E-Business Suite AsserterによるOracle E-Business Suiteの認証を簡素化
  2. Identity Cloud Service E-Business Suiteアサータについて学ぶ

Identity Cloud Service E-Business Suiteアサータについて学ぶ

Identity Cloud Service E-Business Suite Asserterは軽量Javaアプリケーションです。これは、Oracle Access ManagerとOracle Internet Directoryを置き換えることで、Oracle E-Business Suiteシングル・サインオン(SSO)のデプロイメント・トポロジを簡略化するのに役立ちます。
次の場合は、E-Business Suiteアサータを使用できます。
  • Oracle E-Business SuiteをSSOで他のアプリケーションと連携させる
  • 多要素認証、サインオン・ポリシー、アカウント・リカバリ、適応型セキュリティなどのOracle Identity Cloud Serviceセキュリティ機能を有効にすることで、Oracle E-Business Suiteにアクセスするためのセキュリティを強化します

Secure Sockets Layer (SSL)やTransport Layer Security (TLS)などのセキュアな通信を使用して、Oracle WebLogic Server 12cにE-Business Suiteアサータをデプロイできます。

E-Business Suite Asserterには、次の利点があります。
  • Oracle E-Business SuiteでのSSOの複数のアクセス・モード: 次のいずれかのモードを使用してOracle E-Business Suiteにアクセスできます。
    • E-Business Suite AsserterダイレクトURL (ブックマーク)
    • Oracle Identity Cloud Serviceの「自分のアプリケーション」ページ
    • リダイレクト・パラメータを使用したE-Business Suite AsserterダイレクトURL
    • 以前にブックマークされたOracle E-Business Suite URL
  • Oracle E-Business Suite、E-Business Suite Asserter、Oracle Identity Cloud Serviceなど、複数のポイントからのログアウトをサポートします

E-Business Suiteアサータを使用するための考慮事項

E-Business Suiteアサータを使用するには、インストールおよび構成に関する次の考慮事項を理解する必要があります。

  • SSOが機能するには、E-Business Suite Asserterアプリケーション・サーバーとOracle E-Business Suiteアプリケーション・サーバーのホスト名が同じドメインに属している必要があります。

  • Oracle Identity Cloud ServiceにはSSLを介してのみアクセスできるため、E-Business SuiteアサータはSSLを介してアクセスする必要があります。そうしないと、Oracle Identity Cloud ServiceとE-Business Suiteアサータの間でSSOが失敗する可能性があります。

  • E-Business Suite Asserterが実行されているサーバー・クロックと、Oracle E-Business Suiteが実行されるサーバー・クロックを同期します。

  • Secure Sockets Layer (SSL)やTransport Layer Security (TLS)などのセキュアな通信を使用して、Oracle WebLogic Server 12cにアサータをデプロイできます。